【業界動向】
米Intel、IEEE802.16aチップ開発の意向を表明
■URL
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20030709net.htm (英文)
http://www.alvarion.com/RunTime/CorpInf_30130.asp?fuf=344&type=item (英文)
米Intelは9日、IEEE802.16a標準規格に基づく半導体チップを開発する意向を表明した。イスラエルの無線アクセスシステムベンダーであるAlvarionは、このIntel製の半導体チップを使ってラストマイル問題を解決するための安価な無線ブロードバンド接続機器を開発する。
IEEE802.16a規格は2~11GHz帯を使用し、通信できる距離は最大約48km、通信速度は最大で70Mbpsとなっている。ラストマイル問題を解決するための有望な技術と見られているほか、ホットスポット同士を接続して無線ネットワークを作るためにも応用できると考えられている。
IEEE802.16a標準規格は今年1月に承認され、それ以来、通信機器企業25社が非営利団体「WiMAX Forum」に参加して802.16a機器の互換性と相互運用性をテストしている。
これについてAlvarionのCEO、Zvi Slonimsky氏は「われわれはWiMAXが無線ブロードバンド接続市場が成長するための触媒になると考えており、それはWi-Fiが無線LAN市場に与えたインパクトに似ている」とコメントしている。
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(2003/7/10)
[Reported by 青木大我(taiga@scientist.com)]
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