【業界動向】
米特許商標庁、生物組織データベースに特許を認可
■URL
http://www.tissueinformatics.com/investor/2003_07_09.html(英文)
米TissueInformaticsはこのほど、米国特許商標庁から生体組織のデータベースに関する特許を得たことを明らかにした。今回特許が認められたのは6,581,011号特許で、組織情報データベースをプロファイリング、エンジニアリング、製造、分類するためのコンピュータ実行法に関するもの。組織検体をプロファイリングする方法、構造で特許になったのは同社によれば史上初ではないかとしている。
この特許では、正常な組織検体の代表例が集められ、各々の下位集団毎に分類する手法に特許が認められた。分類には、イメージや分析結果に基づくプロファイリングが利用される。構造、機能、細胞の役割など組織に不可欠な情報もプロファイリングに利用される。データベースはバイオ研究・検査に利用できるという。データベース自体は正常な組織に関するものだが、病気の診断や医薬の開発にも使えるとしている。データベースはネット配信も想定されている。
TissueInformaticsは、Aurora Funds、Birchmere Ventures、Future Fund、Informax、Manulife Financial、Motorola、Smithfield Trust、Techno Venture Management (TVM)といった投資会社からの投資を受けており、今後は、特許を数多く取得して事業を拡大したいとしている。
(2003/7/16)
[Reported by Gana Hiyoshi]
|