【サービス】
ITマネージなど3社、ストリーミングコンテンツの品質監視サービス
■URL
http://www.ITmanage.co.jp/news/030723.html
アイティーマネージ(ITマネージ)、トランスコスモス、Jストリームの3社は23日、ストリーミングコンテンツの配信監視サービスで提携し、8月上旬より提供を開始すると発表した。Windows Media PlayerやReal Playerなどの疑似プレーヤーを用いて実際にインターネット経由でコンテンツを再生しながら、エンドユーザー側から一定の品質で視聴できるているかをチェックする。
サービスの名称は「SMS Streaming Plus」。疑似プレーヤーはITマネージの監視センターの中に導入されており、1)完全に再生不能になった場合にコンテンツプロバイダーに通知する自動監視と、2)帯域が一定以下になった場合にも通知する品質監視──の2つのメニューがある。料金は、初期費用がサービス策定料金10万円と実装料金が1ストリームコンテンツあたり1万5,000円、月額費用は基本料金10万円と監視料金が1ストリームコンテンツあたり5万円となっている。疑似プレーヤーで再生する頻度や基準帯域などはコンテンツごとに設定できる。また、今後は顧客の必要に応じて、ITマネージの監視センター以外のアクセス回線環境から監視する機能も検討していくとしている。
今回のサービスは、Jストリームが同社のCDN事業で養った監視ツールなどの技術ノウハウを提供して、ITマネージとトランスコスモスが有料ストリーミングコンテンツの配信事業者などを対象に販売するもの。Jストリームによれば、CDNのサービスの一部としてこのような機能を提供している例はあるが、監視サービスだけを切り出して提供するのは国内では初めてではないかという。
(2003/7/23)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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