【調査結果】
~セキュリティ確保で一番重要なのは「一人一人のセキュリティリテラシー」
NTT-X、「企業の情報セキュリティに関する調査結果」を発表
■URL
http://research.goo.ne.jp/Result/0306cl25/01.html
株式会社NTT-Xは25日、同社が運営するインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」で実施したアンケートに基づいた「企業の情報セキュリティに関する調査結果」を発表した。調査は非公開型インターネットアンケート形式でビジネスユーザーを対象にして6月26~27日に行なわれ、有効回答者数は2,323人だった。
調査によると、従業員が情報セキュリティを確保する上で最も重要なのは「一人一人のセキュリティリテラシー」であるという回答が73.1%と一番多かった。その一方で、勤務先でIDやパスワードの管理について「明文化されたルールがある」という回答は5割程度に止まっており、企業内の情報セキュリティに関するルールの明文化が進んでいないことがうかがえる。
情報セキュリティの明文化に関しては、明文化されているという回答が55.2%に止まっており、入社時に機密情報の取り扱いに関する説明および承諾書のサインの有無については、サインする企業が25.3%だった。また、IDやパスワードをディスプレイに貼るようなセキュリティリテラシーの低い従業員については、44.8%が「日常的な光景である」もしくは「たまにある」と回答しており、NTT-Xでは情報セキュリティの明文化と各従業員のセキュリティリテラシーの向上が必要であると指摘している。
企業内におけるセキュリティ教育に関しては、49.8%が「定期的ではないが、説明を受けたことがある」と回答している一方、39.5%が「説明を受けたことがない」という。また、情報セキュリティ認証制度であるBS7799やISMSなどの言葉を聞いたことがあるかの調査では、75.9%が「聞いたことがない」と回答するなど、情報セキュリティ認証制度の認知度は低いことが明らかになった。
(2003/7/25)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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