【セキュリティ】
NTT西、ラックや住友商事と提携し企業向けセキュリティサービスを拡充
■URL
http://www.ntt-west.co.jp/news/0307/030728.html
http://www.ntt-west.co.jp/collection/prosol/d/
http://www.lac.co.jp/ir/pdf/20030729.pdf
http://www.sumitomocorp.co.jp/
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「D.prosol」のサイト |
西日本電信電話株式会社(以下NTT西日本)、株式会社ラック、住友商事株式会社の3社は、情報セキュリティサービスにおける提携を発表した。8月1日より共同で総合セキュリティ監視サービスなどを開始する。
NTT西日本は2000年10月より、企業向けのリスクマネジメントソリューション「D.prosol」を展開している。企業のITシステムの安定稼動支援を図るもので、セキュリティポリシー策定から監視までの機能を提供するセキュリティサービスと、トラフィック分析や負荷シミュレーションなどを行なうネットワークコンサルティングサービスから構成。これまでに200件以上の導入事例を持つ。
今回の提携では、NTT西日本と住友商事がサービスの企画・開発を、ラックが技術協力を担当し、より高度かつ総合的なセキュリティサービスを提供する。これにより新たに3つのサービスの提供を予定している。
新サービスの1つは「総合セキュリティ監視サービス」。ファイアウォールやIDSといったセキュリティ関連機器のログデータを、ラックが運営する情報セキュリティオペレーションセンター「JSOC」の最新セキュリティ監視システムで収集。セキュリティアナリストが解析・分析を行ない、攻撃に対処する。また不正侵入をはじめとするセキュリティ事故が発生した場合、NTT西日本グループのエンジニアが現地に出向いて迅速な対応を行なう。サービス開始は8月1日からで、料金はIDS1台とファイアウォール1台を同時に監視した場合、年間約300万円を予定している。
2つめは「セキュリティ情報提供サービス」で、ソフトウェアなどのセキュリティホールやコンピュータウイルスの発生情報を配信する。ウイルス発見後の即時の対応に加え、月ごとのレポートも提供することで、情報の見逃しによる対策漏れを防ぐ。開始は10月初旬予定で、料金は現在検討中という。
3つめは「セキュリティホールチェックサービスライト」。従来「D.prosol」のセキュリティエンジニアが行なっていた「セキュリティチェックサービス」(1IPにつき約10万円)を、機能を絞って自動化することで、安価に提供するサービスとなる。このサービスも料金は検討中で、サービス開始は10月初旬の予定。
NTT西日本では、「総合セキュリティ監視サービス」で初年度に約1億円の売上を目標としている。
(2003/7/28)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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