【連載】 お国柄の違いがはっきり、「Virgin Radio」と「Radio Free Virgin」■URL レコードストアチェーンからシネコン、金融、航空会社まで幅広く手がける英Virgin Group。同社のサイト「Virgin.com」からは米英両方のインターネットラジオにアクセスできるが、これがお国柄の違いなのか、内容がはっきり異なっているのだ。 まず本家・英国の「Virgin Radio」は、同名ラジオ局の番組をリアルタイムで配信するチャンネルに加え、70~80年代のロックを中心とした「Classic Rock」、ディスコヒットとソウル中心の「The Groove」、エレクトリックやダンスミュージックがメインの「Liquid」の4チャンネルで構成。シンプルながら楽しめる内容になっている。再生にはWindows Media Playerが必要で、帯域はチャンネルによって23~51Kbpsと低めの設定だ。 一方、米国版の「Radio Free Virgin」は、専用ソフトのインストールと会員登録が必要だが、約30チャンネルが無料で楽しめる「Radio Free Virgin Player」をメインに、インストールも登録も不要、約20チャンネルに対応した「Radio Free Virgin Lite」、50チャンネル以上を高音質で提供する有料サービス「Radio Free Virgin Royal」(月額4.95ドル)の3タイプを提供している。帯域幅は「Royal」>「Player」>「Lite」の順に大きく、RoyalではCMも一切入らない。代わりにLiteでは1曲ごとにCMが挿入されるなど、登録内容と金額でサービスにはっきり差をつけている。 チャンネルはロックはもちろんブルースからジャズ、ミュージカルにサウンドトラックとほぼ全ジャンルをカバー。また世界各地のVirgin Megastoreのヒットチャートや、BeckやMARIAH CAREYなど、アーティストとそのファンが好む曲を集めた「ArtistRadio」などユニークな内容のものも多い。シンプルな英国版と内容テンコ盛り状態の米国版、どちらを試してみる?
(2003/05/09) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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