お仕事にも役立つスマホアプリ
知識やスキルの共有にも! スマホやPCでも編集できる「単語帳メーカー」
2018年4月18日 06:00
アプリ名 | 単語帳メーカー |
提供元 | 株式会社アップランズ |
料金 | 無料(アプリ内課金あり) |
登録 | 不要 |
URL | https://tangomaker.net/ |
https://itunes.apple.com/jp/app/id1124195119(無料版、App Store) | |
https://itunes.apple.com/jp/app/id1212776430(広告無し版、App Store) | |
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.appruns.flashcard(Google Play) |
新しいことを覚える機会も増えるシーズンです。前回は、忘れそうな頃に最適な通知タイミングで再学習を促す単語帳アプリ「reminDO」を紹介しました。今回は、単語帳の機能そのものにこだわったアプリ「単語帳メーカー」を紹介します。
拡張性の高い単語帳アプリ
単語帳といえば、質問と答えが書かれた小さなカードの束をイメージする方もいらっしゃるでしょう。スマートフォンが普及した現在は、単語帳もデジタル化されており、スマートフォン1台あれば、電子書籍同様に好きなだけ持ち歩くことが可能で、いつでも作成・編集できるようになっています。
中でも単語帳メーカーは、デジタルの良さをふんだんに取り入れている暗記サポートアプリです。Android/iOS版のアプリが用意されていますが、PCでも単語帳のデータを作成・編集でき、インポートやエクスポートによるデータの複製やバックアップに対応。また、有料オプションになりますが、音声録音や読み上げに対応できる拡張性も大きな特徴です。
無料版のアプリで保存できるデッキ(単語カードのセット)は最大30までで、1デッキあたりには100枚までのカードを登録できます。
無料版で使える有料のオプション機能には、広告削除(480円)のほか、デッキ最大数を30件から50件に拡張(480円)、1デッキあたりのカード枚数を100枚から200枚に拡張(480円)、音声録音と再生の有効化(480円)、自動めくりのスピード調整(480円)、カードの自動読み上げ(240円)、カードテキストの自動改行(240円)、フォント変更(120円)があります。
ここで注意したいのは、iOS向けにははじめから広告を表示しない「広告無し版」が用意されていることです。これを購入しても有料オプション機能を追加できません。広告無し版の購入でオプション機能を全て使えるようになると思いがちですが、実際は機能自体を追加できません。拡張性を保持したいのであれば、無料版をダウンロードしましょう。
自分のニーズにあわせた表示設定ができる
カードを表示してから画面をタップするとカードの表と裏を切り替え、左右のスワイプでカードそのものを切り替えます。アプリにはあらかじめサンプルの単語帳が用意されているので、使い方や雰囲気はすぐに分かるでしょう。
デッキを選ぶと表示される画面では、カードの表と裏のどちらを先に表示するか、カードの表示順(通常/ランダム)、表示するカード(表示のカード/全て)、自動めくり機能やメニューボタンの表示/非表示を設定できます。
デッキの最後までカードをめくると、「おさらい」としてカードの一覧が表示されます。この時点ですでに覚えたカードは非表示に変えることもできます。
なお、通知機能は実装されていないので、学習を習慣化させたいときはスマートフォンや何らかのアプリのリマインダー機能と併用するといいでしょう。
単語帳のデータはExcelファイルとしても作成可能
デッキの作り方には3種類あります。1つはスマートフォン内のアプリから作る方法。もう1つはPCでExcelファイルを作成してからアプリにインポートする方法。3つ目は専用のストアから購入する方法です。
アプリから作成するときは、1枚ずつカードの表、裏に表示するテキストを入力していきます。画像も使えるので、部位の名称を覚える、地図上の都道府県名を覚えるといった画像ありきの暗記ものにも対応できるのが嬉しいところ。ヒントや補足説明がある場合は「コメントメモ」に書けるようになっています。英単語の場合は例文などを添えるのに適しています。このように、見返しやすく、復習しやすい自分専用のデッキが作れるわけです。
アプリ内でのカード作成は、気付いたときに逐次足していくには便利ですが、最初にまとまった量のカードを作成するのは手間が掛かります。そんなときはPCの出番。任意のデッキデータをメールやブラウザー、Dropbox、iOSではAirDropを介して、PCにExcelファイルとしてエクスポートできます。Excelのシートに所定のフォーマットに沿ってPCなどでカードの内容を入力した後は、インポート機能を使ってBluetoothやブラウザー、Dropboxを経由してアプリに転送できます。
PCでいちからデッキデータを作成することもできますが、フォーマットの作成が面倒なときは、最初からアプリに用意されているサンプルのデッキデータをエクスポートしてひな型として利用すると、編集が簡単です。
もっと手軽に使いたいというときは、専用の「デッキStore」で有料のデッキ(各240円)を購入することもできます。ラインアップは英語学習、幼児教育用のものが多いですが、雑学系のデッキなど無料でダウンロードできるものも用意されています。
仕事でも活用してみよう
デッキデータをExcelファイルとしてまるごとエクスポートできるので、バックアップはもとより、共有も簡単です。グループや部署内で共有・学習したいことをExcelファイルで作成し、単語帳メーカーと組み合わせることで効率よく学習することができそうです。