自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!
【使いこなし編】第245回
アイ・オーのNAS「LANDISK」のファイルを、Androidアプリ「Owlfiles」で操作する
2025年7月10日 06:00
アイ・オー・データ機器のNAS「LANDISK」シリーズの「HDL1-LA02」を、第237回から活用している。家庭向けモデルの中でも最も廉価で、気軽にスマホのバックアップ用として2TBの容量を活用できる。
前回は、自宅のWi-Fi(HDL1-LA02と同じLAN)に接続したiPhoneからHDL1-LA02のファイルを操作する実践を行ったが、今回はAndroidスマートフォンから同様にやってみよう。Androidでも基本的には任意のファイル管理アプリが利用できるのだが、アプリによっては対応していない場合もあるので、おすすめのアプリを紹介する。
なお、Androidのメジャーなファイル管理アプリとして、Google Pixelシリーズなどに標準搭載されている「Files by Google」があるが、ネットワークドライブの操作に対応していないため、残念ながら利用できない。
無料で使える多機能ファイル管理アプリ「Owlfiles」
今回は、「Owlfiles」という多機能ファイル管理アプリを使う。以前は「FE File Explorer」という名前だった。基本機能は無料で利用でき、サブスクリプションに課金することで自動バックアップや同期、PCへの転送といった機能が利用可能になるほか、今後の追加機能も使えるようになる。今回実践する機能は無料のままで使える。
以降の手順は、Pixel 9 Pro XLのAndroid 16上にて実践している。
なお、新規の接続先は「NAS」を選ぶと、LAN内の機器が表示されるので、そこから設定が可能だ。いったんゲストで接続したら、登録したユーザー名でログインし直す。これで接続先として登録される。
スマホで撮った写真をアップロードする
スマホ内のファイルは[私のファイル]タブで表示でき、そこから作成した接続先のNASにコピーすることができる。カメラで撮影した写真をアップロードしてみよう。
[Camera]フォルダーにアクセスできたら、転送したい写真をロングタップして選び、[コピー]アイコンをタップする。
アップロードが完了したら、先ほどの[接続]タブで、写真があるか確認してみよう。iPhoneのHEIC
形式も、一般的なJPEG形式も、どちらもサムネイルが表示されているので、わかりやすい。
今回は、接続先設定は半自動設定されログインユーザーのみの設定だったが、他のファイラーでネットワークドライブとして使う場合には、WindowsのSMBというプロトコルを選び、NASのIPアドレスを指定し(今回はこれら自動設定された)、登録したユーザーのログイン情報を使えばマニュアルで設定できる。もしポート番号を設定する必要がある場合には、「445」を記入する。