2009/12/14~12/20
◆米FTC、「競合相手を違法な手法で排除」として米Intelを提訴
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091217_336415.html
米連邦取引委員会(FTC)は16日、米Intelを独占禁止法の疑いで提訴したことを明らかにした。DellやHewlett-Packard、IBMなどに対し、競合他社製品を購入しないようにする契約を結ばせるなどの組織的違法行為を展開し、過去10年間にわたり競合を排除していたとしている。
FTCはIntelに対し、脅迫や独占契約、バンドル価格の設定など、CPUやGPUの価格を不公正に操作する手法の禁止を求めている。また、ライバル社製のCPUやGPUの販売を、理由なく除外または阻むことを禁止するとともに、Intel以外のCPUやGPUのパフォーマンスを減じる製品の開発・配布の禁止を求める可能性もあるとしている。
FTCによれば、Intelはさらに、コンパイラを秘密裏に再設計してAMDなどの競合他社のCPUのパフォーマンスが発揮できないようにしたという。また、近年、CPUよりもGPUの重要性が増してきたことを受け、NVIDIAなどの競合他社を打ち負かすために同様の不正行為を採用し、GPUチップでも独占的地位を確立しようとしていたとしている。
これに対してIntelは同日声明を発表し、同社が法令を順守して公正な競争活動を行ってきていると主張。さらに、今回の訴訟は十分な調査に基づいたものではないとするとともに、「営業活動を規制する新たな規定を設けようとしているが、これらは技術革新の阻害と価格の上昇を招き、消費者に悪影響を与える」と反論している。
Intel副社長兼法務担当役員のダグ・メラメド氏は、「この訴訟は、和解ができたはずで、またすべきだった。和解の話し合いはかなり進んでいたが、FTCが前例のない賠償に固執したことによって急に失速した。この賠償には、合法的な価格競争の規制と、今後の知的財産権に関する強制事項が含まれており、これらはIntelがビジネスを行うことを不可能にするものだった」とコメントしている。
なお、IntelとAMDは11月、独占禁止法違反や特許クロスライセンスなどについて、双方を相手取って起こしていた訴訟の和解に合意していた。和解では、両社が今後5年間は新しい特許クロスライセンスを締結し、ライセンス違反に関する訴えを取り下げるとともに、IntelがAMDに12億5000万ドルを支払うこととなっていた。
◆Google、「goo.gl」で独自のURL短縮サービス開始
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091215_335938.html
米Googleは14日、「goo.gl」ドメインによる独自のURL短縮サービス「Google URL Shortener」を開始したと発表した。「Google ツールバー」と、FeedBurnerから利用できる。
◆WSJ日本版サイトがオープン、月額1980円で有料会員向け記事も
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091215_336085.html
ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン株式会社は15日、金融経済紙「The Wall Street Journal」の日本版ニュースサイト「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」を本格開始した。最新1週間の記事は無料で閲覧可能。掲載開始から1カ月を過ぎた記事はアーカイブ化され、有料会員のみ閲覧できる。購読料は1カ月1980円、6カ月9960円、1年間1万6560円。
◆“3ストライク法”検討すべき、Share一斉摘発で権利者団体が主張
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091215_336092.html
権利者団体などで構成する「不正商品対策協議会(ACA)」は15日、記者会見を開催し、著作権侵害対策の一環として、“3ストライク法”の導入を検討すべきと訴えた。3ストライク法とは、映画やゲーム、音楽などを違法ダウンロードするユーザーに対して、2度目までは警告を行うが、その後も違法ダウンロードが続く場合は、ISPが該当ユーザーの通信回線を遮断するというもの。
◆バイドゥ、日本語入力ソフト「Baidu Type」を公開
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091216_336306.html
バイドゥ株式会社は16日、日本語入力ソフト「Baidu Type」のベータ版を公開した。対応OSはWindows XP。同社サイトから無償ダウンロードできる。Web上のリソースを生かすことで、有名人や旬のドラマ、流行語などに強いとしている。
◆欧州委員会とMS、Windowsのブラウザ選択を巡る独禁法問題で和解
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091217_336406.html
EUの執行機関である欧州委員会は16日、WindowsにおけるWebブラウザ選択の問題について米Microsoftと和解し、Microsoftに対する独占禁止法違反の調査を打ち切ったと発表した。欧州委員会は、WindowsにInternet Explorerを結び付けることで、他社ブラウザに対して独占的地位を確保していると批難し、Microsoftに異議告知書を送付していた。
◆Twitterにアクセス障害、DNS書き換えで他サイトに誘導
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091218_336877.html
Twitterへのアクセスが、日本時間18日15時頃からつながりにくい状態となった。Twitterの稼働状況を示すサイトでは、TwitterのDNSレコードが一時的に書き換えられたと説明。一部のブログでは、Twitterのトップページが「Iranian Cyber Army」を名乗るページに書き換えられたという情報も掲載された。
(編集部)
2009/12/21 06:00
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