イベントレポート

CEATEC JAPAN 2017

CEATEC会場の“アツい”場所をリアルタイムで可視化、ビーコン導入で人流解析

 幕張メッセ(千葉県千葉市)で10月6日まで開催されている「CEATEC JAPAN 2017」では、BLEビーコンを利用した会場内ヒートマップの提供サービスを行っている。なお、利用には株式会社ジョルテが手がけるカレンダーアプリ「ジョルテ」(Android/iOS)が必要。

 アプリインストール後、CEATEC JAPANのサイトから専用データをダウンロードし、ジョルテに機能追加することで利用できる。カレンダー画面右下に表示される「CEATECモード」をタップすることで、CEATEC JAPAN 2017イベント専用ページが表示され、ヒートマップ機能のほか、カンファレンスタイムスケジュールページ、LIVEレポートページにアクセスできる。

ジョルテアプリで「CEATECモード」を表示した状態
カンファレンスタイムスケジュール

 端末のBluetoothをオンにすることで、会場に設置された約1000個のBLEビーコンと通信。さらに、入場証のバーコードを読み取ることで、ユーザーの情報と紐付けることができる。これにより、ユーザーの移動データが記録され、訪問したブースの滞在時間や現在地がヒートマップ上に表示される。

 滞在したブースのログはLIVEレポートページでリアルタイムに更新され、表示された会社名をタップすると、ホームページにアクセスしたり、電子パンフレットをダウンロードできる。

LIVEレポート機能は、ブースを横切るだけでもログに残ることが多い

 なお、EPI(Event Performance Indicator)プロジェクトとして、イベント終了後には集積したログデータをビッグデータとして活用し、解析を行うという。これにより、ブース間の人流や滞在時間などの成果を把握できるとしている。

Pinmicro株式会社が提供する人流データ解析ソリューション「EventPlus」を採用。同社のビーコンが各ブースに設置されている。ログはAWSに上げられ、ビッグデータとして活用される