イベントレポート

CEATEC 2024

タカラトミーコラボの「半導体人生ゲーム」、半導体企業に就職した未来を疑似体験できる!

今年も「半導体人生ゲーム」が楽しめる!

 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は、幕張メッセで10月15〜18日に開催されるCEATEC 2024に、「半導体人生ゲーム」を出展している。

 これは、株式会社タカラトミーのゲーム「人生ゲーム」の半導体企業バージョンであり、同社の協力により実現したものだ。学生向けに半導体業界や企業についての認知度を高める目的で制作し、2022年から毎年出展している。

 今年は「人生ゲーム タイムスリップ」とコラボ。半導体業界で働いた未来を体験できる。マスも半導体業界で働いたときに起こりうる内容に反映しており、半導体企業で働いたときのキャリアアップなどを疑似体験できる。

半導体企業で働いたときの未来を体験!

 ブースの一角がゲームのボードとなっており、参加者自身がコマとなって、ルーレットを回し、出た数に沿ってマスを進める。スタートは就職活動で、「ストップ!」のマスで、ルーレットを回すと、出た数字によって、実在する企業が就職先として決定される。

人生ゲームでお馴染みのルーレットを回し、ボード上を歩いていく
「就職編」では、エンジニアを志す内容が書かれていた
前に止まったマスで志したエンジニアとして働ける会社に就職できるか……就職先をルーレットで決めるのが、ある意味リアル
就職先で成果を上げることができたマス

 その後、さらにルーレットを回すと、半透明のトンネル内に入る。ここは今年の目玉である、未来についてのゾーン。半導体業界で働いたときや、半導体企業でこれから起こるかもしれない内容が記載されたマスが用意されている。

半透明のトンネル内は、半導体に就職した未来を疑似体験できる
マスに書かれていたのは、これから開発されるであろうセンサの開発に成功した、という内容

ゴールの先には企業紹介、学生とのコミュニケーションの場に

 ゴールした参加者には、JEITAのパンフレットとともに、「特製アタッチ下敷き」をプレゼントする。裏面は、現在発売中の「人生ゲーム」のボードを拡張できる内容となっている。

特製アタッチ下敷き。本物の人生ゲームに拡張できる

 ゴール先には、就職先として登場する各企業のブースがあり、キオクシア株式会社、サンケン電気株式会社、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、東芝デバイス&ストレージ株式会社、ヌヴォトン テクノロジージャパン株式会社、マイクロンメモリ ジャパン株式会社、三菱電機株式会社、ルネサス エレクトロニクス株式会社、ローム株式会社の9社が出展している。

ゴール先には、各企業のブースが出展されている

 各企業のブースには、企業が作っている半導体などの製品が展示され、企業が手掛けている製品や、半導体が作られるまでのプロセスを見ることができるなど、個性豊かに紹介している。また、企業の担当者とも話すことができ、半導体や企業について、さらに理解を深めることができる。

ブースに訪れたら、人生ゲームでお馴染みのアイテムカードの企業版がもらえる
キオクシアでは、実際の製品を見ることができるほか、ジオラマとともに、どこで製品が使われているのかを紹介
東芝デバイス&ストレージでは、半導体ができあがるまでのプロセスを、工程途中のサンプルとともに紹介
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社では、空間再現ディスプレイの体験が可能。ディスプレイに映し出されたキャラクターが、3Dで映し出されている

 半導体人生ゲームは、もちろん学生以外も体験できる。筆者が体験したときも、一般参加者や海外からの参加者が一緒に体験していた。