イベントレポート
CEATEC 2025
ジャパンディスプレイ、木や革など幅広い素材をタッチセンサーにする「ZINNSIA」を展示
2025年10月15日 06:30
株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)は、10月14日~17日に幕張メッセで開催されているCEATEC 2025において、さまざまな素材の表面をタッチパネルにするセンサー「ZINNSIA」(ジンシア)を展示している。ZINNSIAは、CEATEC AWARD 2025において「イノベーション部門賞」を受賞している。
ZINNSIAは、裏側に貼り付けた素材の表面をタッチパネルにするセンサー。木、革、石、プラスチック、ガラスなどの不導体(電気を通さない物質)であれば、あらゆるものに使用できるという。
ブースでは、ZINNSIAを使用したさまざまなデモンストレーションが実施されている。
フィギュアにZINNSIAを取り付けたデモンストレーションでは、腕や足などの触った部分をそれぞれ認識し、触った部分に合わせたセリフが再生される。
毛皮にZINNSIAを取り付けたデモンストレーションでは、「叩く」「つつく」「なでる」「触る」「近づく」といった触り方に応じて、画面上の猫が動いたり鳴き声を出したりする。
スロットマシンを模したデモンストレーションでは、物理ボタンを使わずにZINNSIAによるセンシングと振動によって、実際にボタンを押しているような感覚を体験できる。
このほかにも、板をなぞることで操作するスイッチなど、さまざまな素材におけるZINNSIAの操作を体験できる。