iNTERNET magazine Reboot
ニュースキュレーション
東京モーターショー2017の見所は、音声インターフェースの自動車への実装
2017年10月25日 06:00
LINEがWAVEを、グーグルがGoogle Homeを日本市場で発売開始したことで、メディア上ではレビュー記事を始め、多くの記事が投稿されている。新しいガジェットとしての評価は高いようだが、まだまだ未成熟なところも多いようで、万人に無条件で受け入れられるようになるにはもう少し時間がかかりそうだ。
一方で、今週末から開催される東京モーターショー(会期:2017年10月27日(金)~11月5日(日)、会場:江東区・東京ビッグサイト)ではトヨタ自動車がLINE Clovaを搭載したコンセプトカー「Concept-愛i」を展示することが報じられている。自動車内部では、古くからコンピューターでの制御が行われている割に、ユーザーに接する部分でのインテグレーションは意外と進んでなく、“スタンドアロン”な環境だった。今回は音声によるユーザーインターフェースの実装のみならず、インターネットを使った情報収集やSNSへのアクセスなども想定されているようで、将来に向けた自動車と情報通信技術の融合が見どころか。
また、ニールセンデジタルによるデバイス利用調査の結果にある、スマートスピーカーへ期待するユーザー属性の調査が興味深い。「“スマートスピーカーは便利そうだと思うか”という形で期待値を聞くと、便利そうと答えたのは全体の43%。年代別の期待値では10代が60%と最も高く、次に50歳以上の47%が続いた」(ケータイWatch)と報じられている。若年層とシニア層で関心が高いのはそれぞれ別の理由がありそうだが、幅広い層に受け入れられそうだという点においては、今後の市場の拡大に期待できる市場だろう。
ニュースソース
- LINEのAIアシスタント「Clova」とトヨタのクルマが連携、東京モーターショーに出展[ケータイWatch]
- ドライバーの感情、AIが読み取り 「TOYOTA Concept-愛i」が東京モーターショーに[ITmedia]
- LINE Clova 次のアップデートは?「ラジオ」「Googleカレンダー読み上げ」車載モデルの発表も[TECHWAVE]
- 「AIスピーカーと差異化」 ソニー、技術内製化で実現[日経テクノロジー]
- ドコモがAIエージェントを2018年春提供、パートナー20社超と連携[ITpro]
- スマートスピーカー、10代と50代以上に強い期待感[ケータイWatch]
- 米国でAIスピーカーとHA機器の導入が急増[日経テクノロジー]
- 10代と50歳以上がスマートスピーカーに期待するワケ[ASCII.jp]
- スマートスピーカー略して「スマスピ」「スマピ」?[ASCII.jp]
- スマホに続く市場?AIスピーカーでGoogle、LINE、Amazonが火花[ダイヤモンド・オンライン]
- ネット企業殺到、「AIスピーカー商戦」の行方[東洋経済オンライン]
- 話題のAIスピーカー"Google Home" を使って驚いた[現代ビジネス]
- Google Homeの家電連携で“未来”に浸る[ITmedia]
- Google Homeレビュー:家こそ音声アシスタントの本領発揮の場所[GIZMODO]
- グーグルのスマートスピーカー 見えてきた魅力と課題[日経トレンディネット]
- 事実上のAmazon Echoを手に入れた[ITmedia]