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皆既日食も流星群もスーパームーンもぜーんぶ楽しむなら! 天文情報サイト
(2014/10/24 06:00)
空に浮かぶ星や月。いつもなら気にも留めないそれらが、一瞬だけ特別な顔をみせる時がある。いわゆる“天文ショー”だ。2012年5月20日の金環日食フィーバーや、つい最近も10月8日の皆既月食などが記憶に新しいが、それ以外にも流星群などさまざまな現象が年に数回のペースで起こっている。
天文ショーの多くは、空を見上げるだけで、場所を問わずに多くの人が同時に楽しめる。一方で、観測予想日などをいち早く把握しておくことも重要になる。そんな時こそ天文情報サイトの出番だ。
旬の天文ショーをいち早く見つけよう!
日食、月食、流星群など数あれど、これらの現象がいつ発生するか把握しておかなければ始まらない。まずは、天文台や科学館、プラネタリムなどの公式サイトを覗いて、備えよう。
国立天文台
http://www.nao.ac.jp/
1886年(明治21年)設立の「東京天文台」が発祥。文部科学省所管などを経て、2004年に法人化した。「日本の天文学のナショナルセンター」と位置付けられており、東京都三鷹市をはじめ各地に観測所を設けている。天文ショーについて知りたい時は、公式サイトの「天文情報」を参照しよう。
国立天文台 天文情報センター 暦計算室
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
https://www.youtube.com/channel/UCe3kXTl3OjqchQseJe3qmvg
日本の天文学に関する総本山とあってか、国立天文台のページはとにかく情報が多い。こちらの「暦計算室」は、毎日の日の出・日の入りはもちろん、二十四節気、月の満ち欠け、当日見える星座などの情報をまとめている。また、「日食各地予報」も便利。これによると、東京で次に皆既日食が観測できるのは2016年3月9日。なお、YouTubeには専用の動画チャンネルも。
アストロアーツ 更新履歴 天文現象
http://www.astroarts.co.jp/history/phenomena-j.shtml
天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」の発売元。公式サイトでは、天文関連ニュースも配信中。「御託はいいからとにかく天文ショーが見たい!」という方は、「天文現象」のページを定期的にチェックするといいだろう。
県立ぐんま天文台
http://www.astron.pref.gunma.jp/
国立天文台以外にも、都道府県単位で設立されている天文台などがある。こちらは群馬県教育委員会の関連組織。関越自動車道の渋川伊香保ICもしくは月夜野ICから車で約25分。土・日・祝日の夜は一般客でも天体観測ができる。公式サイトでは、イベント情報や観測写真などを公開している。
仙台市天文台
http://www.sendai-astro.jp/
JR仙山線の愛子駅から約2.2km。プラネタリムを併設している。主要な天文現象の観測・撮影を行っており、その写真などはウェブサイトで公開中。10月8日の皆既月食時の写真も早速登録されている。
名古屋市科学館 天文情報
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/study/astro/
プラネタリムを併設する科学館。公式サイトの「天文ニュース」では、最新の観測記録を写真付きで紹介している。図版が多く、親しみやすい構成なので、初心者は一度覗いてみよう。
ウェザーニュース SOLiVE24 Ch.
http://weathernews.jp/solive24/
http://weathernews.jp/orion/
気象情報サイトとして高い知名度を誇るが、近年は天文現象のインターネットライブ中継も積極的に実施している。10月21日深夜には、オリオン座流星群を観測する特別番組を配信したばかり。果たして次は?
てんきとくらす 夜空のページ
http://tenkura.n-kishou.co.jp/tk/star/star.html
気象サービス会社の日本気象による、生活情報サイト。天気予報や防災速報と並んで「夜空のページ」を展開中。季節の星座の紹介や、月の満ち欠けなどをまとめた「夜空のカレンダー」などが読める。
お天気JAPAN ホシタビ
http://www.otenki.jp/sp/art/star/
スマートフォン向けの天文情報サイト。直近に予定されている天文現象のスケジュール、それに関連したコラムなどをコンパクトにまとめている。
コニカミノルタプラネタリウム 星空ガイド
http://www.planetarium.konicaminolta.jp/starguide/
プラネタリウム上映用機材の販売を手がけているコニカミノルタ。星の専門家とあってか、公式サイトのスペシャルコンテンツ「星空ガイド」はなかなかの充実ぶり。1年分の天文現象を丸ごと掲載した「天文カレンダー」と、「星空事典」は一度見ておいて損はないだろう。
ケンコー・トキナー 天文特設ページ
http://www.kenko-tokina.co.jp/special/celestial/
天体観測と写真撮影は、切っても切れない趣味同士。そのため、カメラ用品メーカーはこぞって天文関係の情報を提供しており、ケンコー・トキナーもその1社。撮影テクニックの指南だけでなく、スーパームーンをはじめとした各種天体ショーのスケジュールなどもとりまとめている。
ニコン 星空案内
http://www.nikon.co.jp/channel/stars/
カメラメーカー大手であるニコンのウェブサイト。星や天文現象に関する最新動向を月刊ペースで伝えている。この10月は皆既日食をメインに取り上げ、過去の観測写真などとあわせて紹介した。
Scope People
http://scopepeople.jp/
http://www.vixen.co.jp/
天体望遠鏡・双眼鏡メーカーであるビクセンの特設サイト。各地の天体観望会情報をとりまとめている。また、星空に関するコラムも掲載。天の川の撮影、10月8日の皆既月食の関連記事などが現在も読める。
月刊天文ガイド 今月の星空
http://www.seibundo-shinkosha.net/tenmon/sky/sky.htm
誠文堂新光社発行の天文専門雑誌。公式サイトでは、誌面の中から「今月の星空」と「今月の観測カレンダー」を紹介している。天文関連リンク集も便利だ。
六本木天文クラブ
http://www.roppongihills.com/tcv/jp/tenmon.html
東京・六本木ヒルズを拠点とする天体観測クラブのウェブサイト。原則として、毎月第4金曜日の夜に東京シティビュー内スカイデッキ(六本木ヒルズ森タワー屋上の有料展望台)で星空観察会を実施。そのほかに、皆既月食などに合わせた臨時イベントも開催している。
見上げるプロジェクト
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/events/star/
全国の天体観測スポットや関連イベントを紹介するページ。三菱自動車が運営している。ドラマ「あまちゃん」のロケ地探訪など、ドライブガイドになりそうな記事が多い。天体観測初心者は「見上げる入門」のページをまずチェックしよう。
ナショナルジオグラフィック ニュース 科学&宇宙
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/Science_and_Space.html
自然や地理に関するドキュメンタリー映像などで知られるナショナルジオグラフィック。天文に関するニュースも、ほぼ毎日ペースで掲載中。ただし、日本国内の天文現象についての情報は少なめ。宇宙全体の動向を知りたい場合などに頼るといいだろう。
富士フイルム 月の写真にチャレンジしてみませんか?
http://fujifilm.jp/support/information/moon/
天体ショーに慣れ親しんでくると、次のステップとして写真撮影にチャレンジしたい人も多いはず。富士フイルムのサポート情報ページでは、月を撮影する際のおすすめシャッタースピートや絞り、ISO感度などを解説している。
キヤノン 中西昭雄の星空撮影講座
http://cweb.canon.jp/ef/special/ison/
http://cweb.canon.jp/ef/info/lens-app/astro.html
こちらは星の撮影テクニック解説。長時間露光による軌跡撮影、地上物との同時撮影などの方法を学べる。なお、キヤノンでは天体撮影サポート用のiOSアプリも配信中。
深~く学ぼう! 天文現象&宇宙の仕組み
天体ショーを心ゆくまで堪能した。でも、それが起こる仕組みは? そもそも宇宙ってどんなものなの? 興味は尽きないところである。リンク集後半は、そんな疑問に答えてくれる学習系お役立ちサイトをご紹介しよう。
宇宙情報センター
http://spaceinfo.jaxa.jp/
JAXA(宇宙航空研究開発機構)運営。「宇宙と宇宙開発のことならなんでもわかる」をモットーに、宇宙の仕組みはもちろんのこと、銀河、人工衛星、星座などの事項を解説する。教科書的な読み物を探している人にとっては、決定版と言ってよいサイトだ。
NHK宇宙チャンネル
http://www.nhk.or.jp/space/
https://www.nhk.or.jp/space/planetarium/
NHKが放送する宇宙関連番組のウェブサイト。充実した内容で、番組とは無関係に「マルチメディア図鑑」としても十分に使えそう。中でも、星図をドラッグ&ドロップで操作できる「プラネタリウム」は圧巻のデキ。
猪名川天文台
https://www.town.inagawa.hyogo.jp/~etc/Astropia/
兵庫県川辺郡猪名川町の天文台。神戸から車でおよそ90分。木~日曜日および祝日の午後を中心に開館している。公式サイトでは、流星群、日・月食、彗星などの仕組みを分かりやすく解説している。トップページ最下部のリンクからアクセスしよう。
Yahoo!きっず図鑑 星空図鑑
http://zukan.kids.yahoo.co.jp/astro/
子供向けの星座解説図鑑。四季ごとの星座はもちろん、惑星や恒星についても学べる。ページ下部にある「天文現象」のページもオススメ。
キヤノンサイエンスラボ・キッズ 光のなぞ
http://web.canon.jp/technology/kids/mystery/
光やレンズの仕組みをキッズ向けに分かりやすく解説している。天文関連では「日食・月食のふしぎ」「光で宇宙もわかる」「反射望遠鏡ってなに?」などの記事を掲載中。
天球図でさぐる地球と天体の動き(理科ねっとわーく)
http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0320a/start.html
独立行政法人の科学技術振興機構では、各種の科学学習用教材をウェブサイト「理科ねっとわーく」を通じて配信しているが、こちらはそのコンテンツの1つ。PowerPoint風のスライドを見ながら、星座や天体について学べる。「天文学の歴史」も読んでみよう。
日本天文学会 天文学用語集
http://www.asj.or.jp/kyozai/yougo/
日本天文学会による用語集。今となってはかなり素っ気ないサイトデザインで、サイト内のフリーワード検索にも未対応だが、項目は非常に多い。
国立天文台 よくある質問
http://www.nao.ac.jp/faq/
国立天文台の公式サイト内コンテンツ。宇宙や星に関する、一般的な質問とその答えが50種類以上並んでいる。「自分で星に名前をつけることはできるの?」など、ちょっと俗っぽい質問もアリ。
小惑星探査機はやぶさ2 特設サイト
http://fanfun.jaxa.jp/countdown/hayabusa2/
小惑星の表面物質を地球に持ち帰ったことで一躍有名となった「はやぶさ」。その後継機である「はやぶさ2」が11月30日に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定。人々の宇宙への興味をさらに喚起するきっかけとなるか? 注目したい。