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モリサワ、ウェブフォントサービス「TypeSquare」で文字詰めに対応

 株式会社モリサワは23日、ウェブフォントサービス「TypeSquare」において、ウェブフォントの文字詰めに対応したと発表した。

 個々の文字幅に合わせて再調整を行う「プロポーショナルメトリクス」、 全角の約物を半角幅に再調整する「字幅半角メトリクス」を利用可能。特別なスクリプトなどは不要で、CSSの標準的な仕様である「font-feature-settings」を用いる。すでにTypeSquareを利用している場合は、文字を詰めたい箇所にCSSの値を設定することで適用される。

「プロポーショナルメトリクス」の例(下)
「字幅半角メトリクス」の例(下)

 文字詰めに関する情報は、モリサワのフォント製品「MORISAWA PASSPORT」などに収録されているフォントと同一のため、手元の制作環境にあるデスクトップフォントを利用して文字間の詰まり具合を確認することもできるとしている。

 TypeSquareで提供しているフォントのうち、モリサワの日本語515書体(陸隷では、半角の約物調整のみ)、SCREEN GPの日本語40書体で対応。順次、対応フォントを拡張していく。

 サポートしているウェブブラウザーは、Internet Explorer 10以降、Microsoft Edge、Google Chrome 21.0以降、Firefox 15.0以降、OS X 10.11以降のSafari 9.1以降(一部制限あり)。スマートデバイスでは、Android 4.4以降のブラウザ、iOS 9.3.3以降のSafari(一部制限あり)。