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Google、10月上旬から対応ページに「AMPラベル」を表示、モバイルの検索結果で

 Googleは、モバイル端末でのウェブサイト表示速度を大幅に高速化するプロジェクト「AMP(Accelerated Mobile Pages)」の1周年を迎えた10月上旬より、国内でもモバイル向けのGoogle検索の結果において、すべてのAMP対応ページに対して「AMPラベル」を表示している。

 AMPは、モバイル端末でのウェブサイト表示速度を大幅に高速化するアーキテクチャー。既存のウェブ技術をもとにモバイル向けにカスタムされたフレームワーク「AMP HTML」や、AMP HTMLの高速レンダリングを実現する「AMP JS」、AMP HTMLを提供する「AMP CDN」で構成されている。

 AMP対応ページでは、記事の読み込みが平均1秒以下に高速化されるほか、データ量もAMP非対応のページと比較して10分の1に低減されている。米Washington PostではAMPへの対応により、コンテンツのロード時間を88%改善、サイトへの7日以内の再訪ユーザー数が23%増加したとのことだ。

 発足から1年で、世界で6億超のモバイルサイトがAMPに対応。日本でも朝日新聞、産経ニュース、はてなブログ、毎日新聞、楽天、リクルートなどのウェブサイトがAMPに対応している。

 日本国内でのAMP対応ページの対応については、2月25日よりモバイル向けGoogle検索の結果に表示される「トップニュース」からアクセスできる記事に対して、AMPラベルの表示を開始していたほか、8月にはAMP対応ページのプレビュー機能を開発者向けに提供していた。