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こんな車載動画が簡単に作れる! “走り”を可視化する外付けセンサーユニットが付属のフルHD対応アクションカム「REC-1」発売

 株式会社Cerevoは16日、フルHD対応のアクションカム「REC-1」を発売した。価格は2万9990円(税別)で、出荷開始は4月下旬の予定。本体に内蔵するGPSに加えて、6軸センサーや温度・気圧センサー、磁気センサーなどを内蔵した外付けセンサー「LOG-1」を同梱しており、映像・位置情報・速度とともに、加速度や回転数などの各種データを記録できるのが特徴。記録した映像・センサーデータを、無料提供する専用ソフト(Windows 10/8.1対応)に取り込むことで、車載動画に同期してスピードメーターや加速度、走行軌跡などの情報がオーバーレイ表示される動画も簡単に作成できる。

「REC-1」本体と「LOG-1」

 REC-1では、最大1080/60pのH.264動画や、2304×1728または2048×1536ピクセルの静止画の撮影が可能。本体はIPX4相当の防水機能を備えており、グローブを装着した状態でも録画を開始できるスライド式の物理スイッチを採用。そのほか、スマートフォンとIEEE 802.11g/bの無線LANで接続し、専用アプリ(iOS対応)からカメラ映像のライブビューや、録画の開始・停止などの操作も行える。大きさは31×115×37mm(幅×奥行×高さ)、重さは約101g。インターフェースはMicro HDMI×1ポート、Micro USB×1ポート、microSDカードスロット×1。バッテリー駆動時間は約83分で、取り付け具に本体を固定した状態でもバッテリーを交換できる構造になっている。

「REC-1」本体の後ろからバッテリーを交換できる

 LOG-1は、6軸センサー(加速度・角速度)、温度センサー、気圧センサー、磁気センサーを備える。磁気センサーでは、付属する磁石を自転車のクランクやタイヤなどの回転体に取り付けることで、LOG-1で回転数データを取得可能。周期取得モードとオンオフ状態取得モードを切り替えできるため、物理スイッチ類のオンオフ状態を取得することも可能だ。大きさは約40×55×12mm(幅×奥行×高さ)、重さは約28g。CR2032電池で駆動し、連続記録時間は約19時間~1週間。本体底面には三脚穴を備えており、同梱の取り付け具やベルト締め用アダプターのほか、市販のカメラ用取り付け具も使用可能。REC-1同様、IPX4相当の防水機能を備える。

各種センサーを備えた「LOG-1」
付属する取り付け具一式
付属する磁石

 カメラとセンサーを分離したことで、取り付けの自由度が上がった。カメラはヘルメットやゴーグルなどの視点の位置に、センサーはクルマやバイクの計測したい場所に取り付けるなど、それぞれ適した場所に取り付けて撮影・記録できる。

 なお、撮影・記録時は、REC-1とLOG-1を接続・同期して使用するわけではなく、映像・センサーデータがそれぞれのストレージで得率して記録される。タイミングは、あとからPCの専用ソフト上で合わせる必要がある。

PCアプリの画面
各種設定画面
センサーデータと動画の同期は、PCアプリから設定する必要がある。LOG-1の測定開始時(LED点灯終了時)にアプリ上の「時計」ボタンを押してタイミングを合わせる。あとから微調整することも可能。

 LOG-1は、単体での販売も行う。価格は6990円(税別)で、4月上旬に出荷開始予定。REC-1本体のほか、他社製のカメラとも組み合わせることが可能で、現時点でGoProシリーズ、ソニー製アクションカム、iPhoneでの動作を確認済み。

 REC-1は、スマートフォンなどと連携できるスマートスポーツ用品ブランドとしてCerevoが展開する「XON(エックスオン)」の新たなラインアップとして追加したもの。XONではこのほか、自転車に取り付けるセンサーデバイス「RIDE-1」などもラインアップしており、Cerevoでは、XONシリーズの他のデバイスで取得したデータとREC-1の映像を連携できる機能も予定しているという。