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Googleプロンプトによる2段階認証を求めるメッセージを表示へ、2段階認証にSMSを用いている企業ユーザー向け

 Googleは18日、企業向けサービス「G Suite」のGoogleアカウントにおける2段階認証にSMSを用いているユーザー向けに、Googleプロンプトによる認証への切り替えを求めるメッセージの表示を開始する。

 Googleでは、Googleアカウントにおける2段階認証にGoogleプロンプトを用いることで、ユーザーによるログインの試行プロセスが暗号化され、自分のアカウントへの不正アクセスをブロックできるとしている。

 Googleアカウントに2段階認証を設定すると、まず、IDとパスワードでGoogleアカウントにサインインしてから、既定で2つ目の認証方法となっているSMSまたは音声で送信されるPINの入力が求められる。PINを入力すれば、2つ目の認証方法として「Googleからのメッセージ」を既定に設定できる。

 Googleからのメッセージを既定の2つ目の認証方法に設定すると、PCなどのほかの端末で2段階認証をオンにしたGoogleアカウントにログインする際に、IDとパスワードを入力後、画面ロックを解除した認証済みスマートフォンの画面に表示される「はい」ボタンをタップするだけで認証を行えるようになる。

 なお、iOSでGoogleアカウントの2段階認証にSMSを用いており、Googleプロンプトによる認証へ切り替えるには、新たにGoogleアプリをインストールするほか、何らかの画面ロックを行うよう、事前に設定しておく必要がある。対象となるのは5S以降のiPhone。

 Googleによれば、今回のメッセージが表示されてもオプトアウトすることで、SMSによる2段階認証を引き続き利用可能とのこと。ただし、半年後にフォローアップの通知が再度送られるという。