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Google「ファミリーリンク」提供、子ども用アカウント登録Androidの利用やアプリを制限

 グーグル合同会社は26日、13歳未満のユーザーが利用するGoogleアカウントで利用されるAndroid端末を管理できるアプリ/サービス「ファミリーリンク」の国内提供を開始した。

 ファミリーリンクでは、保護者のGoogleアカウントから招待するかたちで子どものアカウントを新たに作成し、これが登録されたAndroid端末でのアプリのインストールや利用時間の制限などが行える。保護者のアカウントは、ほかのファミリーグループに加入しておらず、支払い用にクレジットカードが登録されている必要がある。

 子どもが利用する端末はAndroid 7.0以降と、6.0/5.0以降の一部端末のみだが、保護者が管理に用いる端末は、Android 4.4以降/iOS 9以降のものが利用できる。また、ウェブブラウザーからもファミリーリンクの管理や設定が行える。

 子どもがGoogle Playストアからダウンロードしようしたアプリの承認やブロックが行える。なお、ファミリーライブラリで共有されているアプリや承認済みのアプリ、インストール済みアプリのアップデータは、承認を経ずにインストールが可能。また、あとからアプリをブロックするよう設定することも可能。

 また、子どもがアプリを利用した時間を週・月ごとのアクティビティレポートで確認したり、1日の利用時間の上限を設定できる。さらに、あらかじめ就寝時刻や休憩時間を設定しておき、必要に応じて端末をリモートでロックできる。

 なお、ファミリーリンクでは、Google検索やChromeなど特定のGoogleアプリのフィルター設定を保護者が確認することはできるが、ウェブブラウザーでのコンテンツフィルタリングの機能は提供されない。

 ファミリーリンクは、米国では2017年3月より招待制での提供が開始されており、現在までにオーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、英国、メキシコ、ニュージーランドでの利用が可能となっている。