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Slack、日本法人の新オフィスお披露目、縁側や左官職人の手塗り壁など「和」テイスト満載
2019年4月9日 18:55
Slack Japan株式会社は9日、東京・大手町に開設した新オフィスについて、報道関係者向けにお披露目を行った。当日は、米国本社にあたるSlack Technologies, Inc CEOのスチュワート・バターフィールド氏が来日。新オフィスの狙いなどを語った。
新オフィスは、皇居そばの高層ビル
日本法人としてのSlack Japanが設立されたのは2017年11月。同月17日には、ビジネスコラボレーションツール「Slack」の日本語版を正式に提供開始しており、以後、日本展開を加速させている。
新オフィスは、地下鉄・大手町駅直結の高層ビル「大手町パークビルディング」の17階に構えた。交通の便の良さはもちろん、皇居に隣接するという抜群の立地が特徴。従業員の執務スペースのほか、顧客コミュニケーションのための会議室、セミナールームなども多数用意されている。
室内デザインは「和」のテイストをふんだんに盛り込んだ。床面積は約1400平方メートルで、約80名程度の従業員が収容可能。また、福利厚生の一環として、マッサージルーム、乳幼児の保護者の利用を想定した「マザーズルーム」も社内に設けられている。将来的には、社内の一部をコワーキンスペースとしてパートナー向けに提供したいという。
リアルなコラボレーション拠点に
Slack Japanカントリーマネージャーの佐々木聖治氏によると、東京オフィスはSlackにとって世界で10番目となる拠点。Slack日本語版は2017年11月にローンチしたが、それ以前から英語版を利用している日本国内ユーザーも多いという。「Slackはデジタルなサービスであるが、物理的な、リアルなコラボレーション拠点を設けることができた。これからはお客様とSlackのメンバーが繋がり、新しい働き方の場として使っていきたい」。
新オフィスのデザイン上のコンセプトとなっているのが「縁側」だ。その名の通り、家屋の外と内を繋ぐイメージが投影されている。実際には、窓際に設けられた廊下状のスペースとなっていて、あえて天井を低くし、黒い漆喰で塗装することにより、自然光を最大限に生かすようにした。
新オフィスの縁側は、異なる機能の施設間を行き来する通路としての役割もある。周辺には会議室やカフェ、コワーキンスペースなどが配置されている。
佐々木氏のお気に入りポイントは、オフィスの壁。そのほとんどすべてが左官職人による手塗りだという。