Wi-Fiルーター「WRC-2533GST2」「WRC-1900GST2」、OCNバーチャルコネクトに対応、エレコムが対応ファーム公開

　エレコム株式会社は、Wi-Fiルーター「WRC-2533GST2」「WRC-1900GST2」において、IPv6 IPoE方式の1つ「OCNバーチャルコネクト」に対応したファームウェア最新版「Ver.1.14」を公開した。

　IPv6 IPoEは、フレッツ網を使ってISPに接続する際の認証機能であるPPPoEを利用せずに、インターネットへ接続できるもの。これにより、回線の混雑などによる速度低下を避けられるもの。

　WRC-2533GST2とWRC-1900GST2は、従来から日本ネットワークイネイブラー提供の「v6プラス」（MAP-E）、インターネットマルチフィードの「transix」（DS-Lite）、BIGLOBEの「IPv6オプション」（MAP-E）の各IPv6 IPoEサービスに対応しており、今回の「OCNバーチャルコネクト」への対応で、利用可能なサービスが拡充される。

　OCNバーチャルコネクトは、NTTコミュニケーションズ株式会社が提供するインターネット接続サービスであるOCNのバックボーンで使われているIPv6 IPoE方式で、ぷららやOCNなどのISP向けに提供されている。

「WRC-2533GST2」

「WRC-1900GST2」

　WRC-2533GST2とWRC-1900GST2は、IEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応するWi-Fiル－ター。最大通信速度は、前者が1733Mbps（5GHz帯接続時）または800Mbps（2.4GHz帯接続時）。後者は1300Mbps（5GHz帯接続時）または600Mbps（2.4GHz帯接続時）。トレンドマイクロ株式会社のセキュリティ技術「Trend Micro Smart Home Network」を使用できる点も特徴。