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4Kに対応、クラウド録画できるネットワークカメラ「Arlo Ultra」
2019年9月18日 15:04
Arloは、新たに4K動画の撮影を実現したクラウド録画対応のネットワークカメラ「Arlo Ultra」を10月に国内発売する。市場想定価格(税別)は、ベースステーションとカメラ2台のセットモデル「VMS5240-100APS」が7万1111円、同じくカメラ3台の「VMS5340-100APS」が9万4259円、追加用カメラ「VMC5040-100APS」が3万6800円。
Arlo Ultraでは、新たに3840×2160ピクセルの4K動画の撮影に対応。動画はアプリをインストールしたLAN内のスマートフォンやタブレットで視聴できるほか、ベースステーションに装着したmicroSDカードに記録可能。
また、月額課金のオプションサービス「Arlo Smart Premier」(1190円/月)に加入していればクラウドストレージへの録画も可能。動画は30日間記録できる。なお、製品にはArlo Smart Premierの1年分利用券が付属する。
米Arloの松尾実己生氏(プロダクトマネジメントシニアディレクター)は、米国やヨーロッパを中心にArloが成功してきた一番の理由として「電波さえ届けば、コンセントがなくても使えるバッテリー搭載の完全にワイヤレスな製品」であることを挙げ、「カメラのスペックや性能は大事だが、ユーザー自身が数分で、屋内外どこでも簡単に設置して使える点から、人気を集めている。防犯という言葉にとらわれず、さまざまなスタイルに対応できる小さくて魅力的なデザインも特徴」とした。
そして、「防犯はもちろん、それ以外の日常でサービスを使うユーザーが増えている」とし、Arlo Ultraも従来のArloのプラットフォームを継承して「(カメラを)一回取り付けたら毎日アプリで、外出先や職場から家の様子を確認する体験をしていける」とした。
カメラが動作や音声を検知すれば、スマートフォンに通知されるが、多すぎれば、うっとおしいことこの上ない。この点、Arloは「人物や動物、乗り物、荷物などを最新のAI技術で検知し、興味あるイベントだけ通知するフィルターとして利用できる」という。
ネットワークカメラとしては4Kに加え、HDR、最大180度の視野角と、12倍のデジタルズームに対応。内蔵のスポットライトにより、暗所でのカラー撮影も行える。本体サイズ(幅×奥行×高さ)は89×52×78.4mm、重量は331gとなる。
カメラはベースステーションとなる「SmartHub」と独自のWi-Fi技術で接続され、「カメラのバッテリーをなるべく伸ばせる。また、一貫した体験ができるように他社のルーターに頼らず、カメラとの間の電波が保証できるような設計になっている」(松尾氏)とのことだ。
SmartHubは、前世代のArloシリーズの接続にも対応するほか、「近い将来はZ-Wave、ZigBeeと連携して家中のスマートセキュリティ管理が可能になる」(松尾氏)という。
マウントオプションやバッテリー、電源ケーブルといった各種のArlo Ultra専用アクセサリーも同時に発売する。このほか、ベースステーション単体発売を数カ月後に予定しているとのこと。
型番 | 市場想定価格(税別) | |
マグネット式壁掛けマウントキット | VMA5000-10000S | 4426円 |
屋内用マグネット式充電ケーブル(約2.4m) | VMA5000C-100APS | 2759円 |
充電式バッテリー | VMA5400-10000S | 5537円 |
デュアル充電ステーション | VMA5400C-100APS | 5537円 |
充電用ソーラーパネル | VMA5600-10000S | 8685円 |
屋内/屋外ケーブル(約7.5m) | VMA5600C-100APS | 5537円 |