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niconicoで「リスト型アカウントハッキング」発生、パスワードの見直しを

 株式会社ドワンゴが提供する動画サービス「niconico」は27日、一部ユーザーのアカウントに対して「リスト型アカウントハッキング」とみられる不正ログインを複数検出したとして、注意情報を発表した。

 niconicoでは、不正ログインされたことが判明しているアカウントにはメールで連絡を行っており、従来のパスワードではログインできないように処置を施している。

 不正ログインされた場合、性別、生年月日、メールアドレス、パスワードなど、ユーザーの登録情報が第三者に閲覧/変更されたり、動画やコメントのなりすまし投稿、「ニコニコポイント」が不正に利用される可能性がある。

他社サービスで不正ログインされる可能性も

 リスト型アカウントハッキングとは、ID・パスワードの組み合わせのリストを攻撃者が何らかの方法で入手し、その組み合わせでログインできるかどうか複数のサービスで試みる手口だ。

 ユーザーが複数のサービスで同じID・パスワードの組み合わせを使い回している場合、どこかのサービスからリストが流出してしまうと、他のサービスでも不正ログインされる可能性がある。

 niconicoは、パスワードの使い回しを避けることや2段階認証を設定すること、身に覚えのないログイン履歴がないか確認するよう促している。