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秋葉原で「ワーケーション・フェスタ in アキバ!」11月18日に開催、受け入れ自治体らによる「ミニEXPO」など

 一般社団法人日本テレワーク協会は11月18日、「ワーケーション自治体協議会(WAJ)」の設立記念イベント「ワーケーション・フェスタ in アキバ!」をTKPガーデンシティPREMIUM秋葉原(東京都千代田区)で開催する。ワーケーションに関心のある自治体や企業の担当者を対象に、ウェブで参加申し込みを受け付けている。参加費は無料で、締め切りは11月15日正午。

 ワーケーションとは、「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を合わせた造語。リゾートなどで休暇を取りながら、一時的にテレワークで仕事も行うようなワークスタイル/ライフスタイルを指す。

 WAJは、ワーケーションを誘致する側の自治体の団体として設立されるもので、長野県・和歌山県が中心となって呼び掛けを行い、両県を含む全国の1道4県55市町村が参画予定。自治体が協力してPRしていくことで、都市部の企業にワーケーションを普及させるのが狙いだ。特に来年は、東京オリンピック・パラリンピックがあり、都内への通勤客を減らす交通規制の動きなども出てくることから、全国で同時多発的にワーケーション体験ができる機会を設けることなども検討するという。

「ワーケーション自治体協議会(WAJ)」の設立にあたっては、今年7月、長野県の阿部守一知事(右)と和歌山県の仁坂吉伸知事(左)が協力確認書に署名。全国の自治体に向けて参加を呼び掛けていた

 イベントでは、WAJの設立宣言および活動内容説明が行われるほか、実際にワーケーションを推進している企業の講演、ワーケーション推進自治体などによる「ミニEXPO」が行われる。

 企業の講演としては、NECソリューションイノベータ株式会社イノベーション戦略本部シニアプロフェッショナルの森山由縁氏による「テレワークの実践とワーケーションへの期待 ~企業ニーズに応える、ワーケーション受け入れ側に必要な準備とは」、一般財団法人ロングステイ財団事業部長の常岡武氏による「地域を元気にするロングステイ×ワーケーション ~ロングステイ誘致の経済効果とは」、株式会社KabuK StyleのCO-CEOである大瀬良亮氏による「世界に広がりを見せる『コリビング』とは? ~ワーケーションで『働く』『遊ぶ』に加え、地域コミュニティと『共に暮らす』ことの価値」などが予定されている。

 また、ミニEXPOでは、自治体からワーケーション関連情報が提供されるほか、特産品などのお試し、試食もある。

 WAJの参画予定自治体は、以下の通り。

  • 北海道
  • 長野県
  • 和歌山県
  • 鳥取県
  • 長崎県
  • 北海道北見市、富良野市、ニセコ町、俱知安町、斜里町
  • 岩手県八幡平市
  • 秋田県湯沢市、にかほ市
  • 神奈川県鎌倉市、逗子市
  • 新潟県妙高市、糸魚川市
  • 石川県小松市
  • 福井県福井市
  • 山梨県甲州市
  • 長野県長野市、松本市、上田市、諏訪市、小諸市、伊那市、駒ヶ根市、中野市、飯山市、茅野市、塩尻市、佐久市、千曲市、軽井沢町、立科町、下諏訪町、富士見町、山ノ内町、信濃町、原村、白馬村
  • 静岡県静岡市、下田市、南伊豆町、
  • 三重県志摩市
  • 京都府舞鶴市
  • 兵庫県新温泉町
  • 和歌山県和歌山市、田辺市、紀の川市、印南町、白浜町、那智勝浦町、串本町
  • 広島県呉市、福山市
  • 長崎県五島市
  • 鹿児島県錦江町、徳之島町、伊仙町
今年7月に行われた長野・和歌山両県知事による署名式の模様