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テレワーク時などのストレスを測定するサービス「work@Home&Office」提供開始

 ワークアット株式会社は、テレワーク時などにおける従業員のストレス状況を定量的に見える化するサービス「work@Home&Office」を開始した。3週間にわたってFitbitを装着してバイタルデータを計測するとともに、スマートフォンで問診票に答えてもらうことでストレス値を測定する。ストレスケアのためのマインドフルネス瞑想やヨガのオンライン受講もある。

 料金は、7人から10人までの場合で1人あたり2万3000円(税別)、多人数や少人数の場合は応相談。3週間の測定期間中、10回までマインドフルネス瞑想またはヨガをオンライン受講できる。なお、Fitbitは、work@Home&Officeの測定期間終了後、1年間利用できる。

 現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で増えつつあるテレワークだが、これは仕事の環境が変わるという急激な変化だ。work@Home&Officeはこのような中で、経営者や管理職が従業員の健康状態を把握するためのサービスとなっている。

 例えば、在宅ワーク中、オフィスワーク中、軽い運動として行うマインドフルネス瞑想やヨガの前後にストレス値を測定。これらの値を集計し、健康経営や生産性の向上に向けた改善案が作成される。改善策として、在宅勤務手当、機材環境整備、評価制度などが挙げられている。

 なお、work@Home&Officeは、2019年に島根県松江市で実施した実証事業「ワーキングメンタルヘルスケアプログラムMATSUE(WMP)」の結果を受けて提供されるサービスだ(2019年12月20日付関連記事『「自然が豊かな街で仕事をすると健康になる」を実証する、松江市のワーケーション』参照)。