ニュース

鳥取県とJMAM、「ワーケーション」推進に向けた連携協定を締結

 株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM) と鳥取県は、同県におけるワーケーション事業の実施に向けた包括連携協定を締結したと発表した。

 鳥取県は、関係人口の拡大による地域活性化を目指し、2019年からワーケーションを推進している。一方、JMAMは、国内5500社以上の教育研修サービスなどで培ったノウハウを生かし、ワーケーションを通じて“人々の成長”を支援。2019年より、和歌山県田辺市・白浜町・太地町、新潟県妙高市、岩手県釜石市でワーケーションプログラムの開発を推進している。

 今回、人材育成に強みを持つJMAMと、企業研修を組み込んだワーケーションを通じて企業人材などとの関係人口形成を図りたい鳥取県の方向性が合致し、連携協定を締結した。

 鳥取県は、県内に2つの空港があり、東京から約75分、関西や山陽地方からのアクセスも充実しており、砂丘や中国地方の最高峰・大山など豊かな自然に恵まれた地域だという。今後の取り組みとして両者は、ワーケーション(Workation)の「Work」と「Vacation」に、さらに「Learning(学び)」という価値を加え、同県が持つ自然との共存の経験、地域課題に向き合う企業・人材などのネットワークを生かした「学びのプログラム」を組み立てる。ANA、麒麟のまち観光局、鳥取大学乾燥地研究センターほか、地域の多くの企業・団体との協働も推進する。

 初年度は、年間1コースを予定。企業経営に寄与する企業向け研修やワークメニューを組み合わせたプログラムを提供する。