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ZFSベースの新OS「QuTS hero」と2.5GbE×4搭載の8/6ベイNAS、QNAP「TS-h886」「TS-h686」、ユニスターが発売

 株式会社ユニスターは、ZFSベースの新OS「QuTS hero」と2.5GBASE-T×4を搭載したQNAPの8/6ベイNAS「TS-hx86」シリーズを発売した。価格はいずれもオープンだが、NTT-X Storeでは8ベイの「TS-h886」が29万6120円、6ベイの「TS-h686」が23万4410円で販売している(いずれも税込)。

 新OSのQuTS heroは、従来のNAS用OS「QTS」に、128ビットのファイルシステムであるZFSの機能を追加したもの。一度書き込んだデータの消去や変更できない追記型の記憶方式「WORM(Write Once, Read Many)」や、RAID 5/6と似た機構ながら速度と耐障害性を向上させる「RAID Z」をサポート。データの完全性と信頼性を高めている。

TS-h886

 また、メモリとSSDを組み合わせたマルチレベルキャッシュ技術により性能を向上。データ重複排除や圧縮などによりストレージの稼働率を最適化できる。

 TS-h886は、3.5インチ×6、2.5インチ×2の8ベイ構成で、CPUにXeon D-1622(クアッドコア、2.6GHz)、メモリにDDR4 ECC 8GB×2(最大128GB)を搭載する。

 TS-h686は、3.5インチ×4、2.5インチ×2の4ベイ構成で、CPUにXeon D-1602(クアッドコア、2.5GHz)、メモリにDDR4 ECC 4GB×2(最大128GB)を搭載する。

TS-h686

 いずれも本体内にPCIe Gen 3×8拡張スロット×2、M.2 SSDスロット×2を、背面には2.5GbE LANポート×4、USB 3.2 Gen 1ポート×2装備する。

 本体サイズ(幅×奥行×高さ)と重さは、TS-h886が231.9×292.9×319.8mmで約8.5kg、TS-h686が231.9×224.9×319.8mm(幅×奥行×高さ)で約7.27kg。