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Wi-Fi 6メッシュのメーカー向け標準仕様、Qualcommが発表
2020年10月28日 18:50
Qualcommは、Wi-Fi 6ことIEEE 802.11axに対応する、電源プラグ差し込み型メッシュWi-Fiルーターの標準プラットフォーム「Qualcomm Immersive Home」シリーズを発表した。
「Immersive Home 318 Platform」「Immersive Home 316 Platform」は米国で承認された6GHz帯を用いるWi-Fi 6Eとトライバンドに対応、「Immersive Home 216 Platform」「Immersive Home 214 Platform」はデュアルバンドに対応する。
CPUは、いずれもデュアルコアのCortex-A53 ARMを採用し、パッケージサイズは14×14㎜。
Immersive Home 318 Platformは2x2(2.4GHz)+2x2(5GHz)+4x4(6GHz)の8本のアンテナを内蔵し、最大通信速度は7.8Gbps。5/6GHz帯における160MHz幅での通信に対応する。
6GHz利用時の4x4 Wi-Fi 6E構成下でパフォーマンスが向上し、接続範囲、接続ユーザー数を増やせるという。
Immersive Home 316 Platformは2x2(2.4GHz)+2x2(5GHz)+2x2(6GHz)の6本のアンテナを内蔵し、最大通信速度は5.4Gbps。5/6GHz帯における160MHz幅での通信に対応する。
Immersive Home 216 Platformは2x2(2.4GHz)+4x4(5GHz)の6本のアンテナを内蔵し、最大通信速度は5.4Gbps。5GHz帯における160MHz幅での通信に対応する。
5GHz利用時の4x4 Wi-Fi 6構成下でパフォーマンスが向上し、接続範囲、接続ユーザー数を増やせるとのこと。
Immersive Home 214 Platformは2x2(2.4GHz)+2x2(5GHz)の4本のアンテナを内蔵し、最大通信速度は3.0Gbps。5GHz帯における160MHz幅での通信に対応する。
6GHz帯動作時の構成では、回線混雑時に最大8倍の遅延を削減し、モバイルゲームやXRなどの高速通信が求められるアプリケーションに対応できるとされている。
Qualcommの「Wi-Fi SON」、OpenSyncオープンソースソフトウェア、eeroの「TrueMesh」、Wi-Fi Allianceの「Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh」の各規格にも標準で対応する。