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確定申告で、生命保険料控除証明書などをオンライン取得・自動入力可能に。「マイナポータル連携」機能を提供

 マイナンバーカードを利用した政府のオンラインサービス「マイナポータル」から、年末調整や確定申告に必要な生命保険料などの控除証明書が取得できるようになった。所得税の確定申告においても、国税庁がオンラインで提供している「確定申告書等作成コーナー」を使って申告書を作成する際に、この「マイナポータル連携」を活用して控除証明書等の必要書類のデータを一括取得し、申告書の該当項目に自動入力できる機能を利用できる。

 令和2年分(2020年分)の確定申告で取得できるのは、生命保険料控除証明書、住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書、借入金等特別控除証明書、特定口座年間取引報告書。

 なお、マイナポータル連携の利用には、証明書等を発行する保険会社などがマイナポータル連携に対応している必要がある。マイナポータル連携に対応している発行主体(保険会社など)については、国税庁のウェブサイトで一覧を確認できる。

 また、マイナポータル連携を利用するには、マイナンバーカードと利用者証明用電子証明書のパスワード(数字4桁)および署名用電子証明書のパスワード(英数字6~16文字)、マイナンバーカードの読み取り機能があるスマートフォンまたはICカードリーダーライターを準備しておく必要がある。

国税庁インターネット番組「Web-TAX-TV」の動画「マイナポータル連携で確定申告手続を簡便化!」。YouTubeの「国税庁動画チャンネル」ではこのほかにも、確定申告やe-Taxのやり方などに関する動画を多数公開している
「INTERNET Watch」ではこのほかにも、確定申告の基礎知識、e-Taxのメリット/デメリットから、確定申告ソフトの使い方、マイナンバーカードを読み取る際に必要なICカードリーダーライターの情報まで、確定申告に関する記事を多数掲載しています。まとめページ『確定申告の期間はいつまで? e-Taxのやり方は?【令和2年分(2020年分)確定申告まとめ】』よりご参照ください。