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ヤフー、天気や防災アプリの避難情報表示を変更。最新の政府ガイドラインに対応

大雨などの災害時にとるべき行動を分かりやすく。「避難勧告」は「避難指示」に

 ヤフー株式会社は27日、「Yahoo!天気・災害」(PC版、モバイルブラウザー版)や「Yahoo!防災速報」アプリ(Android/iOS)などにおいて、避難情報の表示を変更した。20日より変更された内閣府の「避難情報に関するガイドライン」に対応したもの。

 内閣府のガイドラインの変更は、災害対策基本法の改正に伴い、自治体が災害発生時に発令する避難情報を分かりやすくするために行われた。5段階設けられている「警戒レベル」のうち、従来「避難準備」と報じていた警戒レベル3は「高齢者等避難」とし、高齢者などの避難に時間を要する人や、独力で避難できない人が避難を行うべきレベルであることを明確にした。

 また、警戒レベル4は従来「避難指示(緊急)」や「避難勧告」と報じられていたが、意味の違いが分かりにくいことから「避難指示」に一本化。あわせて、警戒レベル4までに必ず避難すべきとしている。警戒レベル5は「緊急安全確保」で、ただちに命を守る行動をとるべき切迫した状態を表す。なお、警戒レベル2は大雨、洪水などの「注意報」、警戒レベル1は「早期注意情報」で、これらは気象庁が発表する。

警戒レベルととるべき行動、新旧の避難情報の対応(ニュースリリースより)

 ヤフーでは、このガイドラインに対応して避難情報の表示を「高齢者等避難」「避難指示」などに変更した。同時に、避難情報が発令・解除された市区町村の表示方法を改善。都道府県ごとに表示し、確認しやすくしている。

変更された避難情報画面の例

 「気象庁によると、今年は例年より梅雨入りが早く、しばらく雨が降る日が続くと予想されています。一人一人が避難情報を正しく理解し、適切な行動をとることが大切です。」と、ヤフーでは、避難情報を適切に活用し、安全を確保することを呼び掛けている。