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1年後のIEサポート終了に向けIPAが注意喚起。既定のブラウザーの確認と移行を案内
2022年6月16日にInternet Explorerのサポートが終了
2021年6月21日 16:18
Internet Explorer(IE)のサポートが2022年6月16日(日本時間)に終了することから、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は注意喚起と他のブラウザーへの移行の案内を行った。
IEは、1998年に発売された「Windows 98」の標準のブラウザーとして搭載されたことから、大きくシェアを拡大した。しかし、2013年に公開されたIE 11を最後にメジャーバージョンアップを停止。Windows 10では「Microsoft Edge」が新しい標準のブラウザーとなっており、サポートの終了も発表された状態だ。
すでにIEが利用されている環境は少なくなっているが、企業のシステムなどにはIEでないと動作しないものもあり、一部では継続して利用されている。サポートが終了するとセキュリティアップデートも行われなくなり、利用上のリスクが増大することから、IPAでは注意を呼び掛けている。
利用しているWindows環境で、ウェブサイトにアクセスする際に標準で起動する「既定のブラウザー」にIEが設定されている場合は、Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefoxなど、サポートが継続されているウェブブラウザーへ切り替えるよう促している。
業務用PCにIEが既定のブラウザーとして設定されている場合は、自社のシステム管理者に確認の上、指示に従って対処して欲しいとしている。