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三井住友カードをかたるフィッシング、「ご利用確認」などのメールに注意
会員サイトのログイン情報やカード情報を詐取
2021年7月6日 17:14
三井住友カードをかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。同サイトは7月5日14時時点で稼働中であるため、引き続き注意が必要だ
フィッシングメールの件名は、次のものが確認されている。
- 【三井住友カード】から重要なお知らせ
- 【三井住友カード】ご利用確認のお願い
- 【重要】三井住友カードご利用確認
- ご利用のお知らせ【三井住友カード】
メールの本文は以下のような内容になっており、カードの利用確認のためとして、本文中のURLにアクセスするように誘導している。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋)
誘導先は三井住友カードの会員向けサービス「Vpass」を装ったウェブサイト。IDとパスワードを入力してログインの操作をすると、続けて「すみません、システムはあなたの会員情報が失効したことを検出しました」というメッセージが表示され、再登録のためとして、会員番号、カード有効期限、セキュリティコード、生年月日などの入力を求められる。パスワードの入力を求める欄に「パスワードを支払う」と記載されているのが特徴的だ。
誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。このほかにも類似するドメイン名が使われる可能性があるため注意が必要だ。
http://noreply-direct-smbc-card.●●●●.cn/
https://smbc-card.●●●●.●●●●/
https://smbc-card.com.●●●●.com/
https://snndc-card-com-●●●●.cn/
https://www1.smbc-card.com-men-●●●●.cn/
https://www2.smbc-card.com-men-●●●●.cn/
同協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘。そのうえで、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。