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熊本県天草市で「保育園留学」、家族で滞在してリモートワークも可能なプログラム、キッチハイクが提供

2021年北海道厚沢部町での好評を受けた第2弾

 株式会社キッチハイクは熊本県天草市と連携し、「保育園留学」の提供を開始する。家族で同市に滞在して子どもは現地の保育園に入園し、両親は宿泊施設でリモートワークができるもの。期間は2022年12月~2023年3月の間の2~3週間。費用は滞在期間や家族の人数などにより異なるため、個別見積もりとなる。

 保育園留学は、天草市が2回目の実施。2021年には北海道厚沢部町で第1回を実施し、約130家族が申し込み、95%がリピートを希望したといい、内閣府より2021年度の「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」優良3事例にも選出されている。子どもは幼少期に大自然に触れて心身ともに健やかに育つ環境、両親はリモートでの仕事や子育てをする選択肢、地域には経済貢献をもたらすという狙いがあるとしている。

 対象となる子どもの年齢は、0歳6カ月〜6歳の未就学児。子どもの受け入れ先は、市内の認定こども園「もぐし海のこども園」(熊本県天草市牛深町1212-2)で、ウミガメも産卵に来るという茂串白浜海水浴場の近くにある。

もぐし海のこども園
園のスタッフ(保育園留学のウェブサイトより)

 家族で滞在するリモートワーク可能な宿泊施設は、9月現在の見込みでは「海の街 牛深の宿 108」(熊本県天草市牛深町23)を提供するとしている。部屋は「プライベートが守られた1フロア貸し」で、仕事用にローテーブルが用意され、Wi-Fiも利用可能。施設の共用エリアもワーキングスペースとして活用できる。

海の街 牛深の宿 108の部屋の様子

 保育園留学のウェブサイトでは、天草市で先行モニターとしてサービスを利用した家族の体験談も紹介。子どもが園で自然と触れ合ったこと、週末には港街の生活を楽しんだこと、子どもよりも親が帰りたくないと思ったこと、などが綴られている。

天草市での生活のイメージ