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SynologyのNAS2製品、4ベイの「DiskStation DS923+」と2Uサイズの12ベイ「SA6400」をアスクが発売

DiskStation DS923+

 株式会社アスクは、Synologyのビジネス向けNASキット2製品を発売した。市場想定価格は、デスクトップタイプの4ベイNASキット「DiskStation DS923+」が9万6400円前後、2Uラックマウントサイズの12ベイストレージキット「SA6400」が153万2000円前後。

 DiskStation DS923+はCPUにRyzen R1600(デュアルコア、2.6GHz)、DDR4 ECCメモリ4GB(最大16GB×2)を搭載。AES-NI ハードウェア暗号化エンジンも搭載している。

 本体の4ベイに加え、オプションの5ベイ拡張ユニット「DX517」をeSATA接続で1台増設でき、最大9台のドライブまで拡張できる。さらに、システムキャッシュ用のM.2 NVMe SSDスロットが2基あり、内蔵ドライブベイ数を消費することなく高速なシステムキャッシュを作成することもできる。

 有線LANは、フェイルオーバーおよびリンクアグリゲーションに対応したギガビット対応ポート×2を備える。そのほか、USB 3.2 Gen 1ポート×2、eSATAポート×1、M.2 MVMe SSDスロット×2も持つ。

 本体サイズは199×223×166mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.24kg。

DiskStation DS923+ 背面

 「SA6400」は、CPUにEPYC 7272(12コア、2.9GHz)、DDR4 ECC RDIMMメモリ32GB(最大64GB×16)を搭載。6500MB/sのシーケンシャル読込と4000MB/sのシーケンシャル書込を実現ししたとしている。

 本体12ベイに加え、オプションの12ベイ拡張ユニット「RX1223RP」を最大8台増設でき、最大108台のドライブを備えることが可能。

SA6400

 有線LANはギガビット対応×4、10Gbps対応×2を備え、それぞれフェイルオーバーおよびリンクアグリゲーションに対応する。加えて、オプションの10/25GbE NICをサポートするPCIeスロット×2のほか、管理用LANポート×1、USB 3.2 Gen 1ポート×2も備える。

 本体サイズは482×724×88mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は16.5kg。本体内に電源を2基備える。

SA6400 背面

 両製品ともOSに「DSM」を搭載。強力なスナップショット機能を備えたBtrfsファイルシステムをサポートするほか、システムの安定性を高めるSynology High Availability(SHA)に対応、2台のNASキットを1つの「HA(High Availability)クラスタ」として構成することで、システムの信頼性を高められるという。

 また、ネットワークカメラサーバーとしても利用可能で、DiskStation DS923+は最大40台、SA6400は最大128台までの監視カメラを一括管理できる。専用アプリケーション「Surveillance Station」からリアルタイム監視や記録データのタイムラインビューを行え、法的証拠として使用できる認証も取得しているという。

Synology Solution Day Tokyoに展示されたDiskStation DS923+