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件名「【セブン銀行】お取引目的等の確認のお願い」の不審なメール、セブン銀行をかたるフィッシングに注意

偽のログオン画面に誘導し、アカウント情報を詐取

 セブン銀行をかたるフィッシングの報告を受けているとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。誘導先のフィッシングサイトは4月7日16時時点で稼働中であるため、引き続き注意が必要だ。

 メールの件名は「【セブン銀行】お取引目的等の確認のお願い」が確認されているが、このほかの件名も使われている可能性がある。

 メールの内容は、利用者の直近の取引について質問があるとして、記載されたURLへアクセスして支払うよう促している。

セブンダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。

当社では、犯罪収益移転防止法に基づき、お取引を行う目的等を確認させていただいております。
また、この度のご案内は、当社ご利用規約第 6 条2 項 3 に基づくご依頼となります。

お客様お客様の直近の取引についていくつかのご質問がございます、下記のリンクをアクセスし、ご回答ください。

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋 原文ママ)

メールの内容の例(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトはセブン銀行のログオン画面を装っており、アクセスすると「ログオンID」と「ログオンパスワード」の入力を求められる。

誘導先のフィッシングサイト(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。これ以外のドメイン名やURLが使われる可能性もあり、注意が必要だ。

https://www.hem●●●●.com/
https://www.all●●●●.com/
https://www.vit●●●●.com/

 フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成することが多く、見分けることは非常に困難と指摘する。その上で日頃からサービスへログインする際は、メールのリンクではなく、普段利用しているスマートフォンの公式アプリやブラウザーのブックマークなどからアクセスするように注意を呼び掛けている。