ニュース

線状降水帯の発生状況が分かる新機能、「Yahoo!天気」アプリなどで提供開始

「雨雲レーダー」に最大30分先まで表示

 ヤフー株式会社は7月24日、「Yahoo!天気」のAndroid版アプリおよび「Yahoo!天気・災害」ウェブ版で提供している「雨雲レーダー」にて、線状降水帯の表示機能を追加した。iOS版でも8月に追加を予定している。

 線状降水帯は、次々と発生した積乱雲が線状に列をなして並び、 数時間にわたり同じ場所を通過または停滞することにより広い範囲に集中豪雨をもたらす現象。近年、この影響による河川の氾濫や土砂災害が各地で発生している。

 今回追加された新機能は、気象庁が発表するデータに基づいて、線状降水帯が発生すると降水域を雨雲レーダー上に赤い楕円で表示するものだ。最大30分先までの線状降水帯の予測・発生状況を確認できる。

 1時間前から最大30分先まで10分間隔で、発生の有無および推移を確認することも可能。線状降水帯の発生中は画面上に注意喚起のメッセージも表示されるため、雨雲レーダーを開くとすぐに発生地域を把握できる。

赤い楕円で線状降水帯域を表示