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MUJIとURによるリノベーション済み団地、北海道から関西の10カ所で入居者募集開始

2024年1月24日 06:00

　独立行政法人都市再生機構（UR都市機構）と株式会社MUJI HOUSEは、「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」によりリノベーションした団地の住戸の入居者を、1月中旬より順次募集する。なお、北海道札幌市の澄川では、1月22日より募集を開始している。

　同プロジェクトは、団地の間取りの良さなどを生かして「こわしすぎず、つくりすぎない」というコンセプトのもと、リノベーションを行うもの。2012年に関西の3団地において開始し、2023年末時点には全国の71団地で展開している。

　今回入居者を募集するのは、北海道から関西の以下の10団地・11プラン。このうち、初めて募集を開始する団地は9で、北海道では初の募集となる。

　リビングと南側の部屋を仕切っていたふすまを撤去し、広々としたリビングダイニングを実現。一部押入を通り抜け可能としたことで、南北に風が通る気持ちのよい空間に。ふすまは開閉可能なので、暮らしに合わせてワークスペースなどに活用できるとしている。

　団地ならではの収納力のある押入を残しつつ、ダイニングキッチンと和室の間のふすまを外すことで、広々とした一体空間に。また、長押（なげし：鴨居の上部などにあたる壁面を囲む部材）を使って自由にアレンジできる壁面が特徴。水回りを刷新し、使い勝手の良さもプラスしているという。

　リビングとダイニングの間のふすまを取り外し、白が基調の明るい内装とすることで、バルコニーから差し込む光を生かす、開放感のある空間に。キッチンは共同開発パーツの持ち出しキッチン（壁付け専用のカウンターキッチン）を採用。

　さつきが丘の2件目。床には木目を生かした白樺の合板フローリングを使用し、木の温もりが感じられる内装に。キッチンは共同開発パーツの持ち出しキッチン（壁付け専用のカウンターキッチン）を採用。既存の収納を残すことでストレージ機能も充実させているという。

　床にラワン合板フローリングを敷き込み、木の温もりが感じられる空間に。また、壁面に追加した長押を活用し、有孔ボードを設置するなど、好みに合わせてアレンジ可能。

　和室には新しく開発した通常サイズの1/2幅のいぐさ畳を使用。縁がないことに加え、フローリングのように敷き込むことで、従来の畳とは一味違った印象になっているという。

　ふすまを取り外すことで一室空間となり、住む人のライフスタイルに合わせて簡単に間取りを変化させることができる。はずしたふすまは「ふすま収納」へ収納可能。

　手狭だった3帖の和室の壁を一部撤去し、キッチン側と一体化。また、キッチンとリビングとの境に設置した半透明ふすまによって、空間全体にやわらかい光を取り込む。

　キッチンの正面にあったふすまとらんまを撤去し、広々としたダイニングキッチンに。和室の押入は、ふすまをはずして部屋の延長として使うことも可能。はずしたふすまは「ふすま収納」へ収納可能。

　廊下にあった物入れを撤去し、回遊性のあるダイニングキッチンに。さらに和室のふすまを取り外せばリビングと一体的な空間にできる。

　壁付けだったキッチンを対面キッチンとし、明るく開放感のある空間に。大容量の押し入れは、ふすまをはずしてワークスペースとして使用することも可能。