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「Bunkamuraメタバース」2月15日オープン、企画ポスター展「Bunkamuraオペラの軌跡」を実施

 株式会社東急文化村、株式会社NTT ArtTechnology、大日本印刷株式会社(DNP)の3社は、メタバース空間の「Bunkamuraメタバース」を2月15日に公開する。あわせて、Bunkamura35周年記念となる企画ポスター展「Bunkamuraオペラの軌跡~これまで、そしてこれから~」を実施する。

 Bunkamuraメタバースは、ウェブブラウザーから無料でアクセスでき、PCでもスマートフォンでも利用可能。DNPが開発したコンテンツ展示システム「DNPコンテンツインタラクティブシステム みどころギャラリー XR型」を採用し、イマーシブな(没入感のある)鑑賞体験を提供する。あわせて、作品関係者やファン同士のコミュニケーション機会の創出も行うという。

 エントランス、ギャラリー、コミュニティスペース、シアターといった空間アセットにより構成され、自由度の高い展示空間とコミュニケーション空間を実現。三次元空間で時間軸に沿った年表などにより作品の配置や作品同士の関係性を可視化するなど、利用者が直感的に理解を深めて楽しめるような、独自性の高い空間を提供するとしている。

ギャラリー
エントランス
コミュニティスペース
シアター
作品の関係性を三次元空間で可視化した例

 東京・渋谷のBunkamuraは、1989年にオープン。2023年4月から休館中だが、仮想空間上での文化芸術の発信拠点として、国内外の人々に広く文化芸術を楽しんでもらうことを目的として、Bunkamuraメタバースの開設に至ったという。

 35周年企画ポスター展は、門外不出だったバイロイト音楽祭の引っ越し公演をBunkamuraオーチャードホールで上演するなど、Bunkamuraとゆかりの深いオペラ関連イベントのポスターとともに、同館におけるオペラの軌跡を紹介。Bunkamura35周年記念公演として企画されている「ORCHARD PRODUCE 2024鈴木優人&バッハ・コレギウム・ジャパン×千住博 モーツァルト:オペラ《魔笛》」(2月21日~24日、めぐろパーシモンホール)に関連した特別展示も行う。期間は3月31日まで。