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TP-Link、Wi-Fi 7対応ルーター「Archer BE805」発売。320MHz幅対応で全12ストリーム

 ティーピーリンクジャパン株式会社(TP-Link)は、Wi-Fi 7対応ルーター「Archer BE805」を2月22日に発売する。市場想定価格は5万5880円。

 Wi-Fi 7ことIEEE 802.11beに対応し、最大通信速度は6GHz帯が11520Mbps(320MHz幅)、5GHz帯が5760Mbps(160MHz幅)、2.4GHz帯が1376Mbps。全ての周波数帯が4ストリームで、計12ストリーム。

 Wi-Fi 7は、Wi-Fi 6Eをベースに、6GHz帯の帯域幅を320MHzに拡張、新しい変調方式「4096QAM(4K QAM)」や6/5/2.4GHzを同時に使用して通信する「MLO(Multi-Link Operation)」の採用などにより、より高速で遅延が少なく、安定した通信を実現する。日本国内では、2023年12月22日に発表された電波法令改正により320MHz幅が利用可能になった。

 TP-Linkでは、この電波法令改正前に、帯域幅を160MHz幅までに制限してWi-Fi 7対応をうたうメッシュルーター「Deco BE85」を発売した(ファームウェア更新により320MHz幅対応予定)が、Archer BE805では、最初から320MHz幅に対応している。

 有線LANポートは10Gbps対応のWAN×1、LAN×1と、ギガビット対応のLAN×4を備え、v6プラス、OCNバーチャルコネクト、およびDS-Lite方式のIPv6 IPoE接続サービスに対応する。また、USB 3.0×2ポートも備える。

 メッシュ標準規格「Wi-Fi EasyMesh」との互換性がある。同社のWi-Fi EasyMesh対応製品は、同社独自のメッシュ規格「OneMesh」とも互換性があり、OneMeshによるメッシュを構築できる。一方で、他社のWi-Fi EashMesh製品との相互接続は保証されない。

 セキュリティ面では「TP-Link HomeShield」を搭載。設定や管理はAndroid/iOSアプリ「Tether」から行うことができ、保護者による利用制限などの設定も可能。Amazon Alexa、Googleアシスタントに対応し、一部機能を音声操作できる。

背面
320MHz幅に対応