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BtoB企業のテレワーク導入率67%、「制度が必要だと思う」76%〜「比較ビズ」が調査

 株式会社ワンズマインドは、同社が運営するビジネスマッチングサービス「比較ビズ」を利用するBtoB企業の担当者を対象に「テレワークの導入実施状況についてのアンケート」を行った。回答者の企業で「テレワークが導入されている」が66.7%となり、「テレワークができる制度は必要だと思う」との回答は76.2%となった。

 調査は6月4日~25日に、「比較ビズ」に受注者として登録している企業の担当者を対象に、受注者管理画面を介したアンケートとして実施された。有効回答数は84件。

 テレワーク導入では、「テレワークが導入されている」が66.7%、「テレワークが導入されていない」が33.3%であった。

 「テレワークが導入されている」とした回答者自身の出社頻度については、「完全にテレワーク」が42.9%、「月に1~3回出社」が17.9%、「月に4~8回出社」が5.3%、「月に9~12回出社」が8.9%、「月に13~20回出社」が10.7%、「完全に出社」が14.3%だった。

 テレワークで感じている利点として、最も多かった回答が「通勤時間・移動時間を減らせる」で89.3%、次いで「プライベートの時間を増やせる」が58.9%、「業務の効率を上げられる」50%だった。

 テレワークで課題を感じていることについては、「コミュニケーション」が最も多く66.1%となった。他には、「マネジメント」21.4%、「プロジェクトやタスクの進行管理」16.1%などが挙げられた。

 業界や業種によってはテレワークでの業務が難しく、建設業は回答した7社中6社がテレワークが導入されていないと回答。テレワークが導入されていない企業の背景は、「対面でのコミュニケーションを重視している」という回答が最も多かった。

 テレワークの必要性については、テレワークに関して「必要だと思う」が76.2%、「必要ないと思う」が7.1%、「どちらでもない」が16.7%となった。「必要ないと思う」「どちらでもない」を選んだ回答者からは、隠れサービス残業や、サボりへの懸念、社内でリモートができない職種との不公平感などが解決が難しい問題点として挙げられている。