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新潟県佐渡市でライドシェアの実証実験、観光シーズンのタクシー不足解消へ。ウェブから予約可能

 新潟県佐渡市、新潟交通佐渡株式会社、株式会社NearMe(ニアミー)は、同県初のライドシェアとなる「佐渡版ライドシェア」の実証実験を行う。実施期間は9月1日までの7時〜23時の時間帯。

 佐渡市は、佐渡ヶ島全域を市域とする。佐渡市民、および市内への来訪者を対象とし、タクシーが不足する観光シーズンの交通手段となることが期待されている。

 特設ウェブサイトで利用者登録し、人数や時間などを入力して予約することで、基本的には新潟交通佐渡のタクシーが配車されるが、タクシー不足時には、講習を受けた一般のドライバーが自家用車で運行する。料金は事前決済となり、乗車地点から降車地点までの走行予定ルートの距離に応じて決定される。

佐渡版ライドシェアのウェブサイト

 同実証は、NearMeが手掛ける配車システムを用いる。予約注文から決済までをオンラインで完結に行うことで、タクシー事業者の業務DXにつながり、運行業務の負担軽減を実現するとしている。