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佐渡島に廃校跡地を利用した宿泊施設「佐渡風流~nagomi~」オープン、災害時の避難施設としても想定

 トレーラーハウスを通した地域活性事業などを手掛ける株式会社エリアノは8月8日、新潟県佐渡市の廃校になった小学校を活用した宿泊施設「佐渡風流~nagomi~」をオープンした。

 佐渡島の佐渡金山が、2024年7月にユネスコ世界文化遺産への登録が決定したことを受け、観光やワーケーション先としての注目度の高まりが期待される。そこで、エリアノは、地元企業である佐渡精密株式会社と連携し、同施設のオープンに至った。

 「佐渡風流~nagomi~」(新潟県佐渡市沢根2番地)は、廃校となった旧・沢根小学校グラウンドにトレーラーハウス3棟を設置し、宿泊施設にしたもの。グラウンドは真野湾に臨み、海の景色を楽しみながら宿泊できるという。

 1棟の定員は4人で、料金は利用人数により異なり、4人では1泊2万8000円〜、3人では2万4000円〜、2人では2万円〜となる。個人利用のほか、ゼミ合宿などの学生利用、ワーケーションなどのビジネス利用などを想定している。また、災害時には避難所として利用できることも目的とされる。

 室内は、シャワールームやトイレ、洗面所、キッチンといった住宅設備を設置した。各棟には、専用デッキを備え、焚き火やバーベキューを楽しめる。

室内
グラウンドからの景色