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台湾で違法テレビ視聴アプリ「晴天TV」を通じて日本の番組を無断提供していた2人を逮捕、CODA発表

 台湾の刑事警察局(CIB)知的財産権偵査大隊は7月9日、違法テレビ視聴アプリ「晴天TV」および不正ストリーミング視聴機器(ISD)向けに放送番組の信号を違法提供する拠点の「盗録機房」を捜索し、「晴天TV」を通じて日本などの放送番組を無断で提供していた被疑者2名を逮捕した。一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)が発表した。

 「晴天TV」関連拠点の捜索では、ISD72台、デコーダー72台、サーバー2台、コンピュータ2台など269件が押収された。捜査の結果、「晴天TV」は2年以上も運営されており、すでに1000件以上が販売され、被害額は10億台湾ドル(約45億)以上と推定されている。

 CODAは、これまで台湾における日本コンテンツに対するインターネット犯罪の捜査において、CIB指揮下の電信偵査大隊の協力を得ていた。今後も、現地捜査機関と密接に協力し、台湾における日本コンテンツの保護のための取り組みを継続するとしている。

押収されたISDほかの機器類
記者発表の様子