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Chrome OSでGoogle PlayストアとAndroidアプリが利用可能に

 Googleは19日、サンフランシスコで開催中のイベント「Google I/O 2016」で、Google PlayストアとAndroidアプリをChrome OSに対応させると発表した。

 まずは6月中旬から、Chrome OSを搭載するノートPC「Chromebook」のうち、タッチパネルを搭載する「Chromebook Pixel(2015)」「Acer Chromebook R11」「ASUS Chromebook Flip」の3機種でGoogle Playストアが利用可能になる。

 その後、2016年末までにAcer、ASUS、AOpen、Dell、HP、Lenovo、Samsung、Toshibaなどが提供しているタッチパネル非搭載の各機種向けにも順次提供を拡大していく予定。対応状況はGoogle ChromeのTwitterやGoogle+で告知されるという。

 Chromebookでは、「Chromeウェブストア」で配信されているアプリを利用できるが、Google Playストアには100万本以上のアプリが登録されている。これにより、例えばMicrosoft Officeをオフラインで利用可能になる。またMinecraftやクラッシュ・オブ・クランのようなゲームを楽しんだり、Skypeでの通話を行ったりできるようになる。

 開発者向けにAndroidアプリをChromebookに最適化するための情報も公開された。キーボードとマウスによる操作や、マルチウィンドウモードをサポートする必要があり、今秋までの対応をアナウンスされている。

 なお、今秋にリリース予定の次期Android OSである「Android N」でもマルチウィンドウがサポートされる予定だ。

(岩崎 宰守)