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NTT東西、最大10Gbps回線対応のマネージドVPNサービス「フレッツ・VPN アドバンス」提供開始

提供開始はNTT西日本が11月17日、NTT東日本が2026年2月

サービスイメージ(NTT東日本)

 NTT東日本株式会社とNTT西日本株式会社は、最大10Gbpsの回線に対応したマネージドVPNサービス「フレッツ・VPN アドバンス」を発表した。提供開始予定は、NTT西日本が11月17日、NTT東日本が2026年2月。

 NTT東西の「フレッツ 光ネクスト」「フレッツ 光クロス」「フレッツ 光クロス Biz」の回線に対応し、光コラボレーションモデルの回線でも利用可能。「フレッツ 光クロス」と「フレッツ 光クロス Biz」では、最大10Gbpsの通信に対応。「フレッツ 光クロス Biz」では、帯域保証10Mbps、SLA99.99%という同サービスの高い通信品質で利用できるとしている。

 同サービス専用のVPNルーターがレンタルされる。利用にあたっては、遠隔での設定代行も可能で、フレッツ光回線に接続するだけで利用可能になるとしている。

 アプリケーションごとの通信経路を遠隔で制御し、Web会議や、クラウド利用など、ネットワークをひっ迫するトラフィックを分散させる「インターネットブレイクアウト」に対応する。

  NTT西日本での月額料金は、「スタンダードプラン」が7150円、セキュリティ対策機能をセットにした「セキュアインターネット接続プラン」が8800円(2026年2月提供開始予定)。オプションサービスとして、予備機サービスが3300円、24時間以内の駆けつけ保守を実施するオンサイト保守アップグレードが1100円で提供される。

 NTT東日本での月額料金は、NTT西日本の「セキュアインターネット接続プラン」相当のプランが8800円で、オプションサービスとしてオンサイト保守などを実施するサポートオプションが1100円で提供される。

 これまでの「フレッツ・VPNワイド」や「フレッツ・VPNプライオ」などのサービスでは、NTT東西のエリアのそれぞれ拠点がある場合、東西に別々に申し込んだ上で東西接続を実現するオプションサービスの加入手続きが必要だった。「フレッツ・VPN アドバンス」は両社が全国に向けてサービスを提供しており、東西のエリアにまたがる拠点の場合も、申し込みなどが簡単になる。

 利用開始にあたっては初期工事費が必要。NTT西日本のみ、2027年3月31日までの申し込みで、初期工事費が無料になるキャンペーンが実施されている。