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NTT、IOWNを活用したワット・ビット連携技術の標準化に向けた検討をITU-T主催の会議で提案し合意
2025年11月10日 06:30
NTT株式会社は、11月3日に開催されたITU-T主催の会議「CxO Roundtable」において、「IOWN」を活用したワット・ビット連携(電力・通信・データセンター事業者の連携)技術の標準化を提案し、合意を得たと発表した。
AI需要の高まりによる都市部のデータセンターの用地・電力不足を解決するため、超低遅延・超低消費電力・超広帯域などを特徴とするIOWNを活用した、遠隔地へのデータセンター拡張による対応策を提示した。さらに、電力需要に柔軟に対応するため、ワット・ビット連携の考えに基づいた、解決課題の検討と必要な課題標準化、電力業界の標準化組織との連携の促進について必要性を提案した。
これらについて、出席した世界各国のCxOおよびITU-T幹部の賛意を受け、取り組みを実現させるため、国際標準策定などの必要性が合意された。
今後は、国内外のステークホルダーと連携し、ワット・ビット連携の国際標準化活動に参画するとしている。また、キーテクノロジーと期待されているIOWNの研究開発や普及を進め、ITU-Tでの国際標準化に貢献していくとしている。
