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NTTと大成建設ら、IOWN APNとローカル5Gおよび60GHz帯無線LANを活用した複数重機の遠隔操作・自動制御の実証に成功

 NTT株式会社、NTT東日本株式会社、大成建設株式会社は4月10日、IOWN APNとローカル5Gおよび60GHz帯無線LANを活用し、離れた拠点から複数重機を1台の操作卓で遠隔操作および自動制御する実証に成功したと発表した。

 同実証は、遠隔操作・自動制御システムと接続切替システムを設置した三重県桑名市の遠隔操作拠点と、3台の重機を配置した三重県員弁郡東員町の実証現場の2拠点間をIOWN APNで接続して実施された。実証現場には、300m程度の広域をカバーする自動制御用の無線ネットワークをローカル5Gで構築し、複数のカメラ映像や制御信号の低ジッタ伝送を行う遠隔操作用の無線ネットワークを60GHz帯を用いる無線LAN規格の「Wireless Gigabit」(WiGig)で構築した。

 こうした環境において、油圧ショベルでの土砂の掘削・積込、クローラー型ダンプトラックでの運搬、ブルドーザーでの敷均しという工程を、遠隔操作および自動制御で実施可能なことを実証した。また、重機の長距離移動においても、安定的に遠隔操作可能なことも実証された。

 今後、2026年度に大型造成工事などの現場での実証を予定するとともに、2027年度には大成建設が戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期で取り組んでいるダムの堆砂対策における遠隔操作・自動制御への適用を目指すとしている。