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WBA、日本国内における「Wi-Fi HaLow」実証レポートを公開し“長距離かつスケーラブルな通信を実現”とコメント

 Wireless Broadband Alliance(WBA)は5月7日、 日本における「Wi-Fi HaLow」(IEEE 802.11ah)の実証試験の成果をまとめた「Wi-Fi HaLow for IoT: 日本フィールドトライアルレポート」を公開した。WBAのウェブサイトからPDFをダウンロードできる。

 Wi-Fi HaLowは、920MHz帯の周波数を利用するIoT機器向けのWi-Fi規格で、1km以上の長距離通信ができることを主な特徴としている。日本国内では、2022年9月の電波法の改正で利用できるようになった。

 実証試験は、笛吹川フルーツ公園(山梨県)、修道中学校・修道高等学校(広島県)、マンション複合施設(埼玉県)、清原水再生センター(栃木県)で実施された。

 WBAは今回の試験において、2.4GHzのWi-Fiに匹敵する安定した接続性を維持しつつ、必要なアクセスポイントの削減や低消費電力で、インフラ要件を大幅に削減できることを実証した。また、いくつかの使用例では、単一のアクセスポイントで広域カバレッジを実現し、低遅延かつ低パケットロスでビデオ、音声、センサーなどを利用するアプリケーションに対応でき、「本試験により、Wi-Fi HaLow(IEEE 802.11ah)が実環境のIoT展開において、長距離かつスケーラブルな通信を実現できることが実証された」とコメントしている。

 WBAは今回の試験成功を受け、北米および日本以外の地域での次期試験への参加を呼びかけている。また、次のフェーズでは、展開の拡大、相互運用性の検証、および新たなIoTユースケースの探求に焦点を当てるとしている。

Wi-Fi HaLow for IoT: 日本フィールドトライアルレポート