フェンリル、熊キャラ仕様の真っ赤なブラウザ「GLOOMY × Grani」


「GLOOMY × Grani」
専用スタートページ「GLOOMY Start」

 フェンリル株式会社は29日、熊のキャラクターをモチーフにしたWebブラウザ「GLOOMY × Grani」を公開した。Windows 7/Vista/XP/2000に対応(XP SP3以上を推奨)しており、同社サイトなどから無料でダウンロードできる。

 「GLOOMY × Grani」でモチーフにしているのは、「いたずらだいすきおとなぐまグル~ミ~」というキャラクター。ピンク色のテディベアのようなかわいらしい姿だが、ちょっと暴力的で、飼い主を襲う流血シーンも特徴となっている、ブラックなテイストのキャラクターだ。グッズはクレーンゲームの景品などで、20代の女性に人気だという。

 「GLOOMY × Grani」は、グル~ミ~の作者である森チャック氏とコラボレーションにより開発したもので、同氏の監修によるデザインのスキンを採用している。血の色を思わせる赤をベースに、グル~ミ~仕様のデザインのボタンなどを配置した。ページ読み込み中止ボタンやウィンドウの閉じるボタンは、グル~ミ~が引っ掻いた爪あとになっているほか、専用デザインのボタンもいくつか用意している。ページ読み込み中は、地球の代わりにグル~ミ~の頭部が回転するアニメーションが表示される。

 オリジナルデザインのマウスポインタも同時にインストールされ、「GLOOMY × Grani」を起動すると、ページの読み込み時やリンクのマウスオーバー時に、グル~ミ~が飼い主にひざ蹴りを入れるアクションを起こす。

 起動時に表示する専用スタートページ「GLOOMY Start」も同時に公開した。ページの背景や関連リンクのアイコンにグル~ミ~のデザインをあしらったほか、森チャック氏公式ブログの更新情報も表示する。フェンリルでは、こうしたブラウザとスタートページを提供することで、グル~ミ~のファンがブラウザとして意識せずに、1つのキャラクター商品として使ってもらえるよう意図しているという。

 Graniのコラボレーションブラウザは、セレクトショップなどを展開するアーバンリサーチとの提携により、8月に公開した「UR × Grani」に続いて第2弾となる。

 なお、「GLOOMY × Grani」や「UR × Grani」のベースになっているブラウザ「Grani」は、フェンリルが初心者・中級者をターゲットに開発しているブラウザだが、今回、「Grani 4.1」へとバージョンアップした。フェンリルが先日公開したWebブラウザ「Sleipnir 2.9」と同様、Windows 7に対応したほか、Internet Explorer 8(IE8)のIE7互換表示機能にも対応した。フェンリルのサイトなどから無料でダウンロードできる。


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(永沢 茂)

2009/10/29 11:26