「Evernote for Windows 3.5」正式版公開、高速化と日本語対応も



「Evernote for Windows 3.5」ダウンロードページ

 ドキュメントや写真をクラウドに保存できるサービスを提供している米Evernoteは21日、「Evernote for Windows 3.5」正式版を公開した。Windows 7/Vista/XPに対応している。

 Evernote 3.5は最初から開発し直されたため、これまでのバージョンよりも高速動作し、安定性も高くなったという。また、今後の改良でより高速化していきたい考えだ。

 ユーザーインターフェイスは、Macなど他のプラットフォームのものと統一された。そのため、複数のプラットフォームでEvernoteを違和感なく使えるようになったとしている。

 このユーザーインターフェイスでは、ノートの小さなサムネイルが表示され、ノートのブラウジングや検索が高速に行えるようになっている。また、複数のカラムを表示できる「List View」と、ノートの中身を表示する「Mixed View」、サムネイルのズームなど、ノートの見方を変更できる。

 特に日本のユーザーにとっては、日本語を含む英語・フランス語・ドイツ語など7カ国語がサポートされ、1つのファイルで配布されるようになったことが大きい。また、検索に日本語、中国語、韓国語の文字を利用できるようになった。

 このほかにも、ノートの編集、検索、絞り込みなどの使い勝手の面でも数多くの改良が行われている。これらの機能の多くは部分的にEvernote 3.5ベータ版でも利用できたとしている。

 Evernote 3.1のユーザーは、新バージョンをダウンロードしてインストールする必要がある。また、Evernote 3.5ベータ版のユーザーは、Toolメニューからアップデート作業を行える。

 さらにEvernoteでは、新機能や機能強化を近々発表する予定であることも併せて明らかにしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/1/22 13:59